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<第159回> 給与交渉で、「許容できる年収」を聞かれたら?
こんにちは、安斎響市です。
今日いただいた質問は、下記のようなものです。
安斎さん、こんにちは。
転職に関する情報発信、いつもありがとうございます。
求人の「年収の下限」についてお尋ねしたいです。
例えば、求人票に「年収800万〜1000万円」と記載されている場合、下限が800万円を下回ることはあるのでしょうか? また、下回ることがある場合、どの程度下回るのでしょうか(企業により異なるとは思いますが)?
現在、最終面接前の企業の求人票の年収が、私の現年収より200万円ほど高いです。また、一次面接で希望年収を聞かれたので、求人票の下限年収を回答しました。その際、「許容できる年収」も聞かれました。
私の経験年数的に、求人票記載の要件を満たしていない点があるので仕方ないとは思っているものの、流石に現年収と大差ない年収が提示されるようなら辞退も考えています。
お手すきの際で支障ありませんので、ご教示よろしくお願いします。
※この週刊連載「安斎響市の転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。
転職活動の心構えやテクニック、面接や企業選びの具体的な対策方法などについて、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。
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こんにちは。今日は、求人の「年収の下限」についての質問ですね。非常に実践的で重要なテーマだと思います。
ちなみに、私は天邪鬼なので、「お手すきの際で支障ありません」と書かれると、本当に回答をめちゃくちゃ後回しにしてしまうので、くれぐれもご注意ください。(これ、3週間以上前に頂いた質問です)
さて、給与交渉について。
転職活動中の方々にとって、具体的な年収の話は避けて通れない課題です。
以下では、求人票に記載されている年収の「下限」が実際にどの程度意味を持つのか、そして、それがどのようなケースで下回る可能性があるのか等について、詳しく解説します。
年収の下限とは
まず、例として求人票に「年収800万〜1000万円」と記載されている場合、その年収範囲はあくまで企業が提示する可能性のある年収の幅を示しています。
つまり、採用活動開始時の「想定」でしかありません。
一般的には、この範囲内で提示されることを期待して良いのですが、実際には、以下の理由で下限を下回る場合があります。
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頂戴したチップで「餃子とビール」を購入させていただき、今後の執筆活動に役立てたいと思います。安斎に一杯おごりたい方は、ぜひチップをお願いいたします。