No.66 - 「答え」を欲しがらない勇気
情報過多の時代です。
世の中には、「これさえやれば成功する」「サルでも分かる」「誰でも今日から簡単にできる」みたいな情報やノウハウが溢れています。
ただ、最近は結構強く思います。
情報って、あんまりもう意味を持たないよな、と。
情報それ自体が持つ価値は、今の時代、かなり小さくなってきているような気がしています。
情報には、もう価値がない
先日、AIを使って漫画を描いたのが、Xでバズりました。
なんと驚くべきことに、「漫画家」としての取材まで来ました。
私、漫画制作の知識はゼロなのに、本当にAIの持つチカラは凄まじいです。
ちなみに、過去に制作したAI漫画作品は、Kindleで公開しています。Amazonアカウントを持ってる人なら誰でも無料で読めます。
このAI漫画に対しては色々な反響がありましたが、特に多かったのは「どうやって作ったのか教えてください」というものでした。
Twitterのリプライや、ブログの問い合わせ、note掲示板など、色んなところから「教えてください」と連絡が来ました。
中にはいきなりダイレクトメッセージを送ってきて、「具体的な方法を詳しく教えてください」と言い出す人までいました。
正直、なぜ私がそんなことを教えなければいけないのか、まったく分かりません。
そもそも私はAIの専門家でもなんでもないし、漫画の知識もゼロです。世の中には様々なAIツールに詳しい人がたくさんいますし、AIを使って漫画を書く方法を詳しく発信している人も多くいます。
転職活動について私に聞くならともかく、AIや漫画について私に聞く意味が全く分かりません。
そして、より大事なのが、「その質問に意味はない」ということです。
「どんなツールを使ってるんですか」と聞かれれば「Stable Diffusionです」と答えることはできますが、その答えを得てもほとんど意味はない気がします。
情報には価値がないからです。
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