【外資系転職】 LinkedIn(リンクトイン)を転職に100%活用する方法
こんにちは、安斎響市です。
こちらは、90%は「無料記事」です。
最後のおまけパートだけ、「有料」としています。
その理由は、下記に解説しています。
「無料部分」だけでも、直近で転職を考えている方にとっては、十分過ぎるほどに有益な内容になっていると思いますので、是非、ご一読いただけると大変幸いです。
私は過去に4回転職をしていて、ほとんど「趣味=転職」みたいな変わり者なのですが、
有難いことに、転職と共に年収が上がり続け、新卒で入った日系大手企業時代から比べると、年収は3倍以上になりました。
33歳で、年収は1500万円を超えています。たぶん、まだ上がります。
転職の際は、当然エージェントを使うわけですが、過去に日系・外資系含めて、沢山の転職エージェントと話をしましたし、合計20社くらいは中途採用の面接受けてるんじゃないかな、と思います。
4回の転職で、私の年収は、ざっくり下記のように変化しました。
【転職回数と年収の変化】 2015年~2020年
1回目:社会人5年目 450万 → 600万 (+33%)
2回目:社会人6年目 600万 → 550万 (▲8%)
3回目:社会人7年目 550万 → 800万 (+45%)
4回目:社会人10年目 800万 → 1,500万(+88%)
(2回目下がってるのは置いといて... )
見ての通りですが、インパクトが大きかったのは3回目と4回目の転職です。
そして、この3回目と4回目の転職、実はどちらも、LinkedIn(リンクトイン)経由での転職でした。
LinkedInのおかげで、この2回の転職で年収が550万→1,500万になった、と言えないこともないです。
今日は、この「LinkedIn」について、ご紹介したいと思います。
1. LinkedInとは?
LinkedIn(リンクトイン)とは、簡単に言えば、SNSの一つです。
「プロフェッショナル コミュニティへ ようこそ」なんて書いてますけど、
誰でも登録できます。
スマホアプリもあるので、今日にでも、あっという間に登録できます。
原則として「実名登録」で、
◆ビジネスマンのネットワーク作り、
◆転職の求人を見つける、
に特化したSNSと言ってよいでしょう。
実際、登録した次の日から、転職エージェントからの連絡が沢山来るようになります。
この辺は、また後で説明します。
簡単に言うと、
LinkedInに登録するメリットは、
① 転職エージェントや企業のリクルーターと繋がることで転職活動に役立つ
② 自分のプロフィールを見て、スポットのコンサル依頼等が来るようになる
③ 同僚や元同僚、知人友人とのオンラインでの繋がりを構築できる
といったところですが、特に①が大きいと思います。
LinkedInは、上手く使えば非常に便利ですし、転職で人生を変えるきっかけになるかもしれない、非常に重要なツールです。
しかし... 実は使用上の注意点も、幾つかあります。
これを知らずに適当に登録しても、全く使いこなせず、登録した意味がない、ということにもなりかねません。
私がこの記事を書こうと思った理由の一つは、LinkedInを、どうやって転職に活用すればいいのか、きちんと正しく解説してくれる記事や情報って、実はどこにも無かったから。
今日は、それを基礎から説明しようと思います。
さあ、始めましょう。
2. LinkedInを使うメリット①~③と、使用上の大前提
まず、LinkedInに登録する人のための大前提を、2つ、挙げておきます。
ここがクリアになっていないと、恐らく、これ以上このnoteを読み進める意味も無いからです。
2-0. LinkedIn登録の大前提
◆大前提1:実名・会社名・ポジション名の公開
最初に書いた通り、LinkedInは原則として「実名」つまり「本名」での登録となります。
これに加えて、基本的には、「会社名」と、課長・部長といった「ポジション名(役職)」も公開して、誰でも見られる状態にすることになります。
使い始めると分かりますが、LinkedInのプロフィール情報は、自分の名刺にも等しいですからね。
この前提が無いと、転職エージェントからの連絡も一切来ません。
もちろん、LinkedInにおける「フォロー/フォロワー」である、「一次のつながり」以外には一切情報を公開しない、ということも出来ますが、
これをやると、誰からの何の連絡も来ないし、転職エージェントとの繋がりも無くなるので、ほとんどLinkedInを使う意味がなくなってしまいます。
実名・会社名・ポジション名。
以上の情報開示に、少しでも抵抗のある方は、LinkedInの登録はやめておいたほうがいい、ということになります。
◆大前提2:英語での登録
LinkedInは、英語での登録が基本です。
日本語での登録も出来ますが、2020年時点では、LinkedInに日本語で登録する意味はほとんど無いでしょう。
LinkedIn経由で声をかけてくる企業や転職エージェントは、ほとんどが外資系、もしくは日系でもグローバル企業です。
外国人の転職エージェントから英語で連絡が来ることが比較的多いです。
あまりにも英語が苦手で、「自分のプロフィールを英語で作成なんて、とても出来そうもない」などの場合は、はっきり言って、LinkedInの登録は、諦めたほうがいいと思います。
最近は、日系企業の日本人エージェントから日本語で連絡を貰うことも増えてきてはいますが、LinkedInがもともと海外のサービスであることもあり、
主に外資系企業やグローバル企業で働く人たち、または、働きたいと思っている人たちを対象としたサービス
だと考えたほうがいいです。
その代わり、
これから先、外資系企業に転職して年収を大幅に上げたいと思っている人や、英語でグローバルに仕事をしたいと思っている人にとっては、LinkedInは、この上ない、素晴らしいツールとなることでしょう。
さて、
前置きはこのくらいにして、
LinkedInに登録するメリット①~③を紹介していきましょう。
2-1. LinkedIn登録のメリット① 転職エージェントや企業のリクルーターと繋がることで転職活動に役立つ
基本的に、日本においてLinkedInは、「転職のためのツール」と言って差し支えないと思います。
アメリカなど、海外では、割とビジネスの情報交換のためのSNSという位置づけもあるようですが、
日本においては、登録している人のほとんどは、転職活動・採用活動が目的です。
下記の手順に従って、適切な形でプロフィールを登録すれば、LinkedInを登録して数日後には、転職エージェントから勝手にスカウトメッセージが届くようになります。
自分の履歴書を公開しているのと同じようなものなので、転職エージェント側が、自分を勝手に見つけてくれて、自分の経歴に合いそうな求人を、次から次へと持ってきてくれるんですね。
ちなみに、私には、少なくとも週に1回程度は、転職エージェントから、もしくは企業の人事から直接、スカウトのメールが来ます。
ほとんどは無視していますが、実際、私の3回目の転職と、4回目の転職は、このようなスカウトメールがきっかけでした。
2-2. LinkedIn登録のメリット② 自分のプロフィールを見て、スポットのコンサル依頼等が来るようになる
これは私もびっくりしたんですが、
LinkedInにプロフィールを登録しておくと、自分が所属している企業名や、自分のポジションなどが一般公開されているのと同じ状態なので、自分の職歴や経歴を見て「ほう。。。」と思ったコンサルの人が、勝手に自分を見つけてくれて、
「あなたの業界のxxxのxxxについて、ちょっと電話でお話を伺いたいんですが、報酬は 3万円/時間でいかがでしょうか?」
といった連絡が来るようになります。
私はもう過去10回以上は、LinkedIn経由でこのようなスポットのコンサル依頼を受けて対応しています。
ちなみに、私が設定しているギャラは、現在、550ドル/時間です。
交渉次第で「英語で対応の場合は、追加で100ドル」などの条件を付ける時もあります。
私が持っている情報は特定の業界のマニアックな知識なので、件数としては少なく、数か月に一回程度しか来ませんが、時給:6万円以上と考えれば、非常にオイシイ話です。
例えば、こういう会社から連絡が来ます。
同じようなサービスを提供していて、LinkedInで候補者を探している企業は、他にも沢山あります。
LinkedInに登録していると、定期的にこういう会社から連絡が来るようになります。
仮に、直近での転職などを考えていないとしても、
自分が持っている業界の知識などを使って、副収入を得たい、
といった場合にも、LinkedInは有効かもしれません。
2-3. LinkedIn登録のメリット③ 同僚や元同僚、知人友人とのオンラインでの繋がりを構築できる
最後に、これは若干Facebook等と似ているのですが、
LinkedInは実名登録なので、
以前に勤めていた会社で一緒に仕事をしていた元同僚や、高校・大学の同級生なども探すことが出来ます。
へー、あの人、今は転職して、あの会社にいるんだ!
といった驚きがあったりします。
社員の入れ替わりが激しい外資で働いていると、あまりにも毎月同僚が増えたり減ったりするので、元同僚と疎遠になりがちです。
LinkedInで繋がっておけば、近況や、今どこの会社にいるのか、等も分かりますし、しばらく連絡を取っていなかったとしても、場合によっては、Referral(中途採用の紹介)をしてもらったり、Reference Letter(外資に転職する時に必要になる推薦状)を書いてもらったり、連絡が取りやすくなります。
LinkedInは薄い繋がりなので、気軽に申請して、気軽に繋がっておくと、もしかしたら将来、この縁が役に立つかも、という可能性があるのが良いと思います。
3. LinkedInのメンバー登録
さて、それでは、実際の登録作業についてです。
決して難しい作業ではないので、ポイントだけ紹介していきたいと思います。
3-0. 基本情報の登録
スマホでも簡単に登録できます。
アプリをダウンロードして、出てくる手順の通りに、氏名の登録、メールアドレスの認証などを進めていきます。
氏名は、日本語でも登録できますが、原則として英語で入力しておいたほうがいいです。
LinkedIn自体が、英語での情報交換、外資系エージェントとのコミュニケーションのツールという側面が強いので、日本語で情報を登録することに、意味はありません。
プロフィール写真も、可能な限り、自分の顔写真にしておいたほうがいいです。
しかも、飛びっきりのキメ顔の写真で。
LinkedInのプロフィールは履歴書のようなものなので、写真の印象は大事です。
だからと言って「履歴書に貼る証明写真」みたいなのは絶対にNGです。
他の人の、いい感じの写真を参考にしてください。
最初の基本情報の登録は、これですんなり行くと思います。
ちなみに、ヘッダー画像とかは必要ないです。別に設定してもいいですけど、誰も見ないので。
そんなことよりも、プロフィールの中身です。
ある程度、基本情報の登録が完了すると、LinkedInの中の様々な機能にアクセスが出来るようになります。
例えば、自分が入力したプロフィール情報(業種や職種)に応じて、積極的に募集中の求人が出てきたりします。
私は登録してすぐ、下記のようにadidasやAmazonの求人が表示されました。
ここから直接、応募することも出来ます。
3-1. LinkedInは課金制?
ちなみに、有料サービスと無料サービスがありますが、はっきり言います。
「無料」で十分です。
有料メンバーになると、
① 企業の人事担当者や、転職エージェントにDMが送れる
② 自分のプロフィールを閲覧したユーザーが分かる
③ LinkedIn経由で応募した求人に対して、他の応募者の属性などが分かる
などなどの特典がありますが、
はっきり言って、全部不要です。
お金の無駄です。
プロフィールの情報が充実していれば、勝手に転職エージェントのほうから幾らでもDMが来ますし、別に、自分のプロフィールを閲覧したのがどんな人なのかを見たところで、求職者にとっては、ただの自己満足にしかなりません。
転職エージェントや経営者など、採用する側にとっては、意味もあるのかもしれませんが、一般のビジネスマンにとっては、正直言って、全く価値を感じません。
本当に、もう少しマシなサービスとか、課金体系を考えられないのかな?
と疑問に思うところではありますが、
LinkedIn登録時に、有料メンバーになる価値は、今のところほぼゼロと言っていいと思います。
3-2. プロフィールを充実させよう
はい、ここが非常に大事です。
一番大事なポイントと言ってもいいかもしれない。
LinkedInは、「プロフィールが命」です。
プロフィールは、職務経歴書だと思ってください。
ただし、職務経歴書ほどの情報量は要りません。
LinkedInの中にいる、無数の転職エージェントや、リクルーター、コンサルタントの目に留まるように、多すぎず、少なすぎず、適切な情報量が大事です。
まず、①過去の職歴全てと、②学歴と、③話せる言語の情報は、必ず入れたほうがいいです。
基本的に、LinkedInで声をかけてくるリクルーターは、過去の会社名、ポジション名、学歴、そして英語や他の言語を話せるかどうか、を基準にして、メールを送ってきます。
きちんと情報を網羅しておくに越したことはないです。
ただし、③話せる言語については、本当に仕事で使えるレベルで話せるものだけを書いたほうがいいです。
一応「挨拶レベル」とか選べるようになってますが、LinkedInは履歴書なので、仕事で使えないような低レベルなスキルは、逆に書かないほうがいいです。
大学の第二外国語で一応やったから... と「挨拶レベル」とか書くのは、
やめましょう。
就活中の大学生じゃないんだから。
資格も同じ。
その資格を持っているだけで仕事が見つかるくらい、超有用なものでない限り、わざわざLinkedInに書く必要はありません。
また、LinkedInは英語を喋れる人たちの集まりなので、「TOEIC 900点」とかも、書かないほうが無難だと思います。
書いても、ポジティブな効果は無いです。
さて、過去の一つ一つの職歴についてですが、ざっくり下記のような感じです。
◆会社名(必須です!)
xxx-xxx Limited. など
◆ポジション名(必須です!)
Senior Marketing Manager など
◆自由記述欄(オプション)
会社のブランド力が超強力なら書かなくてもいいです。会社名だけで、エージェントが食いついてくるような有名企業であれば。
そうでないのであれば、その会社の中でどのような分野のどのようなプロジェクトを担当したのか、簡単に2-3行程度で書いておくと良いと思います。
逆に言うと、2-3行以上書いても、ほとんど誰も読まないので、
私の経験上、その程度の簡潔な記載がベストだと判断します。
上記以外にも、幾つか記入欄はありますが、基本的に上記の3つが埋まっていれば、他は要らないかな、という印象です。
情報が多ければ多いほど良いわけではないので。
※プロフィールを更に魅力的なものにして、
転職エージェントやリクルーターから注目を集めるための「裏技」は、
下記の【有料パート】に詳しく書いてあります。
3-3. プライバシーの設定
最後に、誰も教えてくれない、超重要な設定について。
画面左上のプロフィール→設定画面に行くと、プライバシーの設定というものがあります。
大事なのが、「メールアドレスの公開範囲」です。
なぜ、このような仕様になっているのか、全く理解できないのですが、
LinkedInでは、デフォルトの設定が、「メールアドレスを全ユーザーに公開する」というものになっています。(2020年5月現在)
これを初期設定のままにしておくと、訳の分からない不動産業者やら、英会話レッスンの案内やらが、自分のメールアドレス宛に、次々に届いてしまいます。
メールアドレスは、「本人のみに表示」= 誰にも公開しない、という設定にしておいたほうが無難です。
必ず設定変更しておきましょう。
LinkedInにはDMの機能がついているので、そもそも自分のメールアドレスを、むやみやたらと公開する必要は、全くありません。
※実はもう一つ、
LinkedInには、絶対に設定しておいたほうがいい項目があります。
こちらは、下記の【有料パート】に詳しく書いてあります。
4. 【有料パート】あなただけに教える、LinkedInを120%使いこなすための 3つの裏技
さて、長くなりましたが、LinkedInの基本的な使い方は、以上となります。
ここまで読んでいただき、本当に、ありがとうございます。
「LinkedInで転職」ってたまに聞くけど、具体的にどうすればいいの?
という疑問には、一応、100%答えられたと思います。
ここまでの情報でも、十分に、LinkedInを使った転職や、ネットワーク作りは可能だと思います。
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ここから先は、更に一歩進んだお話になります。
LinkedInを120%使いこなすための、
誰も教えてくれない、どこにも書いていない、裏技です。
LinkedInに登録しても、全ての人に機会が訪れるわけではありません。
登録した次の日から、転職エージェントからのDMが何通も来る人、スポットのコンサル依頼で、短時間で数万円稼げた人などもいる一方、うんともすんとも言わず、誰からの何の連絡も通知もなく、ただ、「LinkedInプレミアム(有料)メンバーになりませんか?」といった広告を見せられているだけの人も、実際には沢山います。
この両者の違いは、どこにあるのでしょうか?
一言でいえば、「使い方が悪い」のです。
4-0. なぜ「裏技」が必要なのか?
ここから先は、有料になります。
有料と言っても、500円=ワンコインなので、気軽に読んでもらえれば幸いです。
本当に私が「お金を儲けよう」と思えば、もっと高い金額に設定することも出来るのですが、敢えて、そうはしていません。
500円払って、何が手に入るのかは、続きを読んでみないと分かりませんが、この先に書いてあることは、絶対に、他のどこにも書いていないのと、
私が、実際にLinkedInを使って転職活動をした、長年の経験から掴んだ「裏技」なので、確実に、500円以上の価値はあります。
後悔は無いと思います。
なぜ、わざわざ有料にしているかと言うと、これらの方法を実践するのは、若干のリスクを伴うので、ある程度、覚悟のある方に、
「なるほど.... こういう考え方もあるのか....!!!! うーむ.........」と、自分で、よく内容を吟味して判断していただいた上で、
自己責任で実施していただく必要があるからです。
そのくらい、「正攻法」ではありません。
「裏技」なんです。
さあ、では、お見せしましょう。裏技①~③を。
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