あいみょんってすごい

私が“あいみょん“を知ったのは、いつだろうか。ギターを始めたのがきっかけ。「マリーゴールド」がギター初心者向けの曲だったので弾いてみることにした。聴いたことある曲だったし、簡単そうだったから。っていう単純な理由。

あいみょんは夫が好きでよく聴いていたのは知っていた。でも、私は「あいみょん？めっちゃ今どきって感じのネーミングだな〜」くらいにしか思ってなくて、有名な曲のサビはいくつか口づさめるくらいだった。

でも、最近、あいみょんの凄さを目の当たりにした！彼女ほんとにすごい！一番衝撃を受けた曲は『生きていたんだよな』。何気なく、夫があいみょんの初期の頃のアルバムがいい！！！と言っていたのを思い出し、散歩しながら流し聴きしていた。

ん？何これ？歌ってるんじゃなくてセリフ？歌い出しがセリフ調の歌詞から始まって、歌詞の途中から急に歌い出す。音楽を聴いている時に、急に喋り出すと、この曲が流れ出すまでに聴いていた曲はなんとなく歌詞を聞き流していたけれど、『生きていたんだよな』のそのセリフが始まってからはもうこの曲に、歌詞に、耳が釘付け！！！！歌詞も衝撃的なんだけど、まるで私自身がその場にいるかのように歌詞に書かれた情景がそのまま思い浮かぶ。

言葉ってすごい！選ぶ言葉によって伝える力が
こんなにも違うのか！少ない文字数でここまで表現出来るのか！！！！と本当に衝撃的すぎて、朝の散歩中に不覚にも涙ぐんでしまった。

あいみょんの曲を聴いているだけで、本当のあいみょんのことは何も知らないけれど、あいみょんみたいに
一見汚い言葉も、使うのに躊躇する言葉も表現として上手に自由に操れるようになれたらいいな、と密かに目標にしている。

まだまだ知らない曲もあるけど。あいみょんって本当にすごい！！！！ぜひ聴いてみてください。

自ら死んじゃうことに対して、私は否定も肯定もできないけれど、どうしようもない気持ちで苦しかったのは事実で。生きることに、死ぬことに関して、この曲を聴いて考えない人はいないでしょう。ってくらい、誰もが絶対考える。ストレートに歌詞が入ってきて、考えないって逃げ道がない。聴くのが辛い方もいるかもしれないけれど、でも、それは、生きること、死ぬことに、ちゃんと正面から向き合っている証だとも思う。

同じ曲でも、聴く人によって、全然受け取り方が違うので聴いた方がどんな解釈をするのかもまた気になるところ！！！聴いてみて、この曲の感想をコメントしてくれたら嬉しいです。