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Drucker for Survival 1章

仕事始め
ご恵投頂いた本について始めます

第1章 事業は一本の樹

問いが見える樹の絵

社会生態学とは何かがひと目でわかる
それはドラッカーが規範経営学の誉と言われるのは何故かを明確にした絵だからですね。

「規範的経営学は,アメリカで開花した.それを成功させたのは,欧州大陸の知的伝統を引き継ぐドラッカーである.」(加護野 2014)


加護野先生がおっしゃるように経営学は

いいことをする
うまくやる

経営の字義通り、道筋を立てて(経)営むことですね。

うまくやることは、悪いことをうまくやることもできる。
例えば、金庫破りの映画でもみればいい。
うまくやることに泥酔してしまい犯した罪など数知れない。

以前「経営学者はドラッカーなど読まない」というとんでもない発言の不勉強な大学院生がいた話を書きましたが、その学生さんは、うまくやることを書いた論文しか読んだことがないという視野の狭さ故。

いいこととうまくやるを同時に考えて概念化することは大変なことだし、読む方にも読み解く読解力と教養が必要。故に学者として超一流で滅多にいない。
その概念化の誉がドラッカー先生
理解者の誉が井坂先生
といえます。

ドラッカー先生は、「企業は社会の公器」であるというと井坂先生は読み解いた。

ドラッカー先生の主張は、2点に要約できます。

・マーケティング
・イノベーション

これだけ。

これを、うまくやる論で理解すると

マーケティング:売上をあげる方法
イノベーション:急激に儲かる方法

と、とんでもない理解が立ち上がります
これは、
事業計画と市場調査により当たる宝くじだけ買え
というような、とんでもないことを言ってるのと同じであると気づくか否か

すべてを合理的に説明できる「楽さ」にとらわれてしまう>p.57

ではよいことをするには
本章にはそれが凝縮されています。


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