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第1章 事業は一本の樹
いい書籍は、命題と問いで溢れている。
この本はいきなり本丸から始まる。
経営は一本の樹であり、もっと大事なのは根であると。
そのために、1つの命題と3つの問いが示されます。
キャンペーンによるマネジメントは失敗する。
90年以降どれだけのキャンペーン経営用語が飛び交い忘れ去れたやら。
そして問いは
あなたは会社で経緯を払われていますか?
あなたが仕事上の能力を高めようとして何かを学びたいと考えたとき、会社は応援してくれますか?
あなたが会社に貢献していることを会社は知っていますか?
分かりやすい2番目から
社会人の学び直しの機会が閉ざされた、日本の「リカレント教育」の貧相な実態 2022年1月26日(水)14時15分 舞田敏彦(教育社会学者)
どうもほど遠くなってしまったみたいです。
もっとも大事な問い
あなたは会社で敬意を払われていますか?
ここで、前回の出光佐三氏を
人間尊重
一、出光商会の主義の第一は人間尊重であり、第二も人、第三も人である。
一、出光商会はその構成分子である店員の人格を尊重し、これを修養し、陶冶し、鍛錬し、かくして完成強化されたる個々の人格を、更に集団し、一致団結し、団体的偉大なる威力を発揮し、国のため、人のために働き抜くのが主義であり、方針であるのであります。
一、人間がつくった社会である。人間が中心であって、人間を尊重し自己を尊重するのは当然過ぎるほど当然である。種々の方針や手段はこれから派生的に出てくるのである。
四無主義
出光佐三氏は「クビを切らない」「定年制がない」「出勤簿がない」「労働組合がない」を貫いた。
この経営思想は
神戸高商(現:神戸大学)水島銕也初代校長の士魂商才の理念
神戸高商(現:神戸大学)内池廉吉教授から商売は金儲けではない(→黄金の奴隷たるなかれ)
から形成されたと出光佐三氏は語る
内池廉吉博士という方が配給論、倉庫論を教えておられました。
この方に今で言えば事業の社会性というものを教えられた。
事業は金儲けじゃないのだ。
社会のためにあるべきものであるという事業の社会性を私に教えられた。
これを私が「そうだ」と思って実行しておるのが、今の出光のこの経営のあり方なんです。
規範経営学中興の祖ドラッカー教授
具体例で考えると深い教えがあるとDrucker for Survivalは教えてくれます。
規範経営学をどう教えたのかは、
草創期の神戸高等商業学校における道徳教育 井上真由美 著 ・ 2015
を