コロナに罹って死ぬ場合の遺言のようなもの
筆者はコロナショックで外出規制が続くフランスに住んで18年になります。イタリアで起きているような医療崩壊がここパリでも起こり、酸素吸入器などの機材が不足すれば、医療の現場は必然的に治療の優先順位を決めるためトリアージ(命の選別)をしなければなりません。その際、もしも自分がこの新型コロナウイルスに感染し重篤化したら、他の人に治療のリソースを譲ることを決めました。この文章はそのための意思表示であり、重症になってからでは遅いので先に書いておくものです。そして死ぬとしたらこの際、普段