見出し画像

採用広報は、基礎を端折ってはいけない

独立して2週間ちょっと経ちました。おかげさまでキャパシティも80%くらいまで埋まりまして、思ったより1月から忙しくさせていただいてます。

採用市場におけるコーポレートブランディング(本当はタイトルでもこう書きたいんですが、タイトルに収まらないので便宜的に汎用的な「採用広報」という言葉を使いました)のコンサルに専念して運用してみて、あらためて基礎的なところ(9stepsでいう1.2.3あたり)の言語化を端折らずに、きちんと行うことの大事さを痛感しています。以下3点、象徴的なポイントを挙げます。

スクリーンショット 2022-01-25 13.56.36

(この辺とか)

スクリーンショット 2022-01-25 13.56.47

(この辺ですね)

1つ目:5℃ずつズレていくあるある


まず役員・社員みんなが共通認識を持っている「はず」な点、例えば目指したいブランドイメージ、事業の説明の仕方、象徴する事例、などなどですが、きちんと一つ一つ確認していくと微妙に異なっていることが多いんですよね。

これは一部の会社さんにあることじゃなく、どの会社さんにもあるのが不思議。そしてそのズレがズレを呼ぶことで、聞いた話の「印象の着地点」=位置と深さ、が全然違うところになってしまうという。5℃ずつズレていった矢印の着地点が、全然別のところになってしまうような。

そんなことあるはずないじゃん、うちは大丈夫っしょ、って思ってる会社さんほど試しに一度やってみてほしいです。(僕抜きで全然いいので)なるべく初見の人になりきって、素朴やことに疑問を持つことを心がけながら。←ここが大事

2つ目:賞味期限切れネタ使い回しあるある

そして、もう一つ痛感するのが「歴史観」の違いによりメッセージングがバラバラになることですね。昔からいるメンバーと今いるメンバーで、魅力の伝え方の深みが違ったり視点が違うため、局所的な魅力訴求になってしまいもったいなくなっている。

あとは、昔はそれ魅力だったかもしれないけど、今の市場観からするとそれはもう薄れているよという、いわゆる「賞味期限切れ」ネタ使い回し現象。これも多いです。これは使ってる側が無自覚になってしまいがちなので、きちんとアップデートすることが必要なんだけど、客観的な視点を入れないとなかなか難しい。

3つ目:DXの定義使ってる人によって違うあるある


最後に「DXの定義、使ってる人によって違うあるある」も。さっきの「共通認識を持っているはず」のところでも少し触れましたが、使ってる言葉の定義をきちんとしていかないと、どんどん聞き手とズレていくんですよね。

象徴的なのが最近でいうと「DX」だと思います。DX化、とかもですね。ためしに「何をどうすることでどうなるからどういう課題が解決できる」という言葉に変換してみるだけで多分もう解釈がズレてることが多いのではないでしょうか。

他にもたくさん具体例はありますが、ここでは割愛するとして、今後もこの辺の汎用的な話、よくある落とし穴系の片鱗は、コンサル内容に触れない範囲で定期的に情報発信していこうかなと思っています。

お仕事のご依頼はこちらまで→ 9stinc.kk@gmail.com

サービスのご紹介はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?