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会社のプラットフォームはM365だけどkintone大好きなユーザーがCybozuDaysに参加した話2024

こんにちは。今日は2024年11月7-8日に開催されたCybozuDaysに参加したお話をしようと思います。

まずは自己紹介

業務内容

かずといいます。大手製造業で20年以上事業計画という仕事をしています。
利益目標やKPIを作成して管理する、計数管理の仕事をしています。事務屋ですね。

事業計画/事業企画ということで、それ以外に個別の顧客向けのビジネスを担当したり、中国に駐在したり、中国でM&Aを担当したり、新工場を作ったりといったことも経験しました。

こんな経歴なので、一言で表すのはなかなか難しいですが、「管理会計」を扱ってきた、と言うのが一番シンプルな表現かと思います。

そんな私なのですが、いわゆる情シスではありません。その前提をもって読み進めていただけたらと思います。

また、本業から少し離れてコミュニティに関わってきています。
その歴史をまとめたのでよかったらお読みください。

kintoneとワタシ

kintoneは2020年から使っております。上記した通り、情シスではないので、あくまで自分の業務を改善するために、自分で選定しました。

会社の中もいくつかkintoneを契約している部署があるようですが、それぞれ別のドメインで個別に部署の判断で契約しています。

ちなみに私の部署では、海外40拠点ほどをつなぐ業務で使っていて、ライトコースだけで400弱のアカウントを持っています。
ただ、特定の業務で使っているので、アプリを作るのは日本の事務局の二人だけ。それ以外は全員決められた業務で使うゲストユーザーのような位置づけです。(契約はゲストユーザーではないですが)

この業務は海外拠点と日本とのコミュニケーションがカギになる業務だったので、kintone上でデータの横でチャットができ、ログが残るkintoneはとても都合がよく、関係者からも好評をもらっています。
私もコミュニケーションを重視するkintoneが大好きです。

で、大切な前提があります

大企業におけるプラットフォームとの関係

結構な大企業に所属をしておりますので、グローバルでシステムが決まっていて、情シスがガバナンスを効かせているわけです。大切なことですよね。

そしてここ数年、マイクロソフトに統一されてきました。

メール、スケジューラーは当然として、SharepointもTeamsも使うので、会議から社内の情報展開からすべてがM365。

もちろん、生産管理や技術開発など特殊なものは個別に選定されますが、いわゆるプラットフォームがM365なわけです。

kintoneももちろん社内のセキュリティ監査を通過していますので堂々と使用していますが、あくまで部署の判断で使っているだけ。ですので基幹データベースには繋げられません。使用料も各部署で予算を確保して支払います。

それに加え、Copilotの活用もスタートしました。
私自身、AIに関して不勉強でしたが、少し触れただけで、明らかに仕事が変わる、自分の思考が変わる、部下の思考が変わることを実感しています。

プラットフォームとの共存「共栄」は大命題

私は会社がM365の活用を本格化させるより前の時期からkintoneを契約して活用してきました。kintoneだからできた、と自分で思っていることがたくさんありますし、私はkintone大好きです。触ってくれた人は大体好きになってくれます。

しかし、正直なところ、社内でkintoneは岐路に立たされています。間違いなく。
今すぐにM365に取って代わられることはないと思っています。でも、このまま流されていたら先はない。kintone大好きだからこその危機感を感じています。「この仕事はkintoneが向いているね」だけだと弱い、と思っているのです。

kintoneとM365を比較して優劣をつけるのではなくて、kintoneだからできることを見つけ、それで共存「共栄」する。kintoneがあるから、M365がより活きる。そんな世界を作ることが私の命題なのではないかと思っているのです。

そんな命題をもって参加したCybozuDays

探したかったものは。

共存だけでなく、共栄すること。そのために必要だと思っていること。
それはいわゆる「連携」だと思っているのです。

私はエンジニアではないので技術的なところはわからないことだらけですが、ユーザー目線で考えたときに、つながることが必須だと思うことが二つあります。

それは

「Copilot」と「データウェアハウス」

です。

これらがつながるヒントがあるかなあと思って見ていたのです。

ヒントはあったのか。

Copilot連携

もちろんいきなりCopilotと連携するとは思っていなかったのですが、kintone内にAIが実装されるとのニュースが!

kintoneって、いわゆるデータだけでなく、チャット欄でコミュニケーションが残るので、「仕事のプロセスそのものが見える化されて、残る」ことが大きな特徴だと思っているんです。

その素晴らしいログをAIで活用できるのは大きな進化、kintoneの可能性を広げるのでは、と感じました。

ただ、デモを見た範囲だと情報を引き出すレベルのように思いました。
FAQでは使えそう、と思いましたがkintoneらしいAIはこれから進化していくところですね。

ベータ版使ってみたいなあと思いましたが、ライトコースゆえに無念・・・

このAI活用そのものには夢がありますが、やはりCopilotkintoneのデータを見れるようになってほしい、と言うのが希望ですね。

会社でCopilotが実装されると、かなりの業務がCopilotを使いながら進んでいくことが想定されます。そんな時にkintone上で起こっていることにはアクセスできなくなると、kintoneを使わない理由」になりかねない

先に書いたように、コミュニケーションが残るので、「仕事のプロセスそのものが見える化されて、残る」ことがkintoneの大きな特徴だと思っていて、データと行動が同じ場所にあるのはkintoneでなければできないことなのかもと思います。

このkintoneに蓄積された「行動データ」をCopilotで使えれば、より可能性が広がっていく、と思うのです。

データウェアハウス

M365がベースで使われていると言えど、経営に必要な情報は別の場所にあるわけで、そこの連携というのがおおきなポイントになると思います。

今回、情シスと一緒に参加したのですが、そのメンバーはデータ利活用チームで、外部データ連携は悩みの種のようで今回の情報収集の大きなポイントになっていました。

そんなときにワイドコースの新機能として外部データ連携が出てきました。

ここに関しては情シスも「これだよ!」と言う反応で、大きな期待があります。
情シスメンバーも、データウェアハウスのデータを社内各所から集めるときにkintoneのインターフェースは使いやすいのでは、と期待を持っているようでした。

LABOでお話を伺ったり、いろいろブースをご案内いただいたのですが、イメージど真ん中のはまだなかったようです。とはいえ、可能性を感じていたようでした。

これから。

CybozuDaysに参加して、やはりその熱さと温かさは本当に大好きだな、と思いました。kintoneにはストーリーがあって、しかもそのストーリーはユーザーだけでなく、サイボウズ、パートナー、ユーザー、それぞれにあって、しかもそれが表に出ているんです。そこが大好きです。

こんな温かさって、絶対仕事に必要だと思うし、人間なんだから、どんな仕事にも温かさがあると思うんですよね。

その「体温」を保存できるのがkintoneなのではないかな、と私は思います。

だから、kintoneを通じて体温を集めて保存して、それを料理して結果を出していく、そんなサイクルを作りたいなあと夢見ています。

いまは11月10日なので、Daysのあと2日経っています。Daysで感じたことも悶々と考えていますが、この連携と将来については考え続けると思うので、また引き続きアップデートしていきたいですし、界隈の皆様と議論していきたいな、と思います。






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