過去ログ⑩バランスド・ムーブメント⑤
皆さまこんにちわ!
今回は、バランスド・ムーブメントの切り返しからダウンについてのご説明をさせて頂きたいと思います。
今は、主にスイングのメカニズムについての考察を書かせて頂いておりますが、
実はこれはゴルフのスコアアップに直結するものではない。ということを先にお伝えしなくてはなりません。
私の思う、ゴルフの上達過程というものは、
理解➡︎体感➡︎習慣づけ
というフローで行なっていくことが最も効率が良いと考えております。
この、理解、という部分についてのお話でしかないということなんです。
知っておかなくてはならないことでは当然あるのですが、体感し、習慣づけていくのは実はかなり大変な作業なんです。
大変といっても、肉体的にキツイというような意味合いではありません。
肌で理解することがまず、実はかなり難しいです。
なぜなら、練習しているときに、極めて自分自身を客観的に観察することがゴルフでは難しいからです。
しかも、ミスショットが出たら、直ぐに自分自身を疑ってしまうのがゴルファーの性です。
良いイメージを理解出来ても、それが直ちにナイスショットに繋がるものではないというのが、何ともゴルフのもどかしい所ではあります。。。
そして、運良く習慣付けまで練習で行けても、、、
コースで通用する可能性はまだ極めて低いというのが現実なんです。
ゴルフは、スイングのメカニズムさえ身につけてしまえばスコアが出せるというほど単純なものではないからです。
練習場では、目の覚めるようなショットを打ち続けられる方でも、コースに行ったら打ったこともないような凡ミスが出るなんてことは枚挙に暇ないでしょう。
この辺りの考察はまだまだだいぶ先に記述することになってしまいますが、
とにかく色々な要素が絡んでくるというのは間違いありません。コース状況、その日の調子、そして、なんと言ってもメンタル、つまり自分自身の脳内です。
結論から申しますと、
コースでスイングのメカニズムについて考えている内は、安定したショットは打てない。
ということです。
だいぶ昔の書籍に、数々のメジャーチャンピオンを指導して来たボブ・ロテラ博士の「私が変わればゴルフが変わる」という名著がありますが、
その中で、氏もこのようなことを記述しています。
まさに至言だと思います。
アマチュア界の神様とも言われた故 中部銀次郎さんも、その著者の中で「グッドスイング=ナイススコアではない」と仰っていて、私も本当にその通りだと思ってます。
最終的には、自然で、高い確率で反復可能なスイングというものは、無意識でスイングすることにしか正解はありません。
歩くとき、箸でご飯を食べるときなど何でもいいのですが、普通は動作メカニズムを考えながらいちいち行わないのと同じであると思います。
この辺りのお話は、また後々記述させて頂きたいと思っておりますが、
練習していく拠り所として、スイングのメカニズムを理解することももちろん最初は大切なので、引き続きご説明をさせて頂きたいと思います。
バランスド・ムーブメントの切り返しからダウンスイング。
バックスイングと真逆の重心バランスを取るのが正解です。
そうしますと、切り返しは、
赤矢印は、重力方向へのクラブや腕の重みの落下と、
反作用による目標への推進エネルギーを表しています。
このような作用が働かなければ、クラブというのは身体を速いスピードで追い越してはくれません。
つまり、振り遅れます。
そして、ブランコのように、腕の長さは決まっているので、、
地面に当たってダフることは。。。本来は無いはずなんです。
では、青矢印はなんでしょう?
これはですね、右肩なんです。
一般的な昔からのレッスンでは、右肩が下がらないようにというのが常識ですが、
考えてみてください。
左手より右手は下になってクラブを持っていて、
かつ身体は多少なりとも前傾姿勢で構えます。
ですから、右肩は下がるのが自然です。
ちなみにバックスイングはその逆で、左肩、下がります。下げるのでなく、下がる。
肩の高さを変えない、というのは、右向け左の自力で回転する理論の中でのお話です。
要は、ギッタンバッコンするようなイメージが正解ということになるかと思います。地面に水平に回転するイメージは持たない方がいいです。重ねて言いますと、体が前傾していたりするからです。
こういうことですね(^^)
もちろん、これも自力での回転ではありません。
結果として、動作のバランスが取れていて、回転したり、腕を腕の力で振ったり、ボールを打ちに行くなどの余計なことを自分でしなければ、見た目にはこのような回転動作が入るということになります。
そして、
クラブは思い切り走っていき、あえて静止画で見るとですが、このようなフォームになってくるのが理想です。
フォローで赤矢印が上を向いていますが、
これは、重力落下と、右肩が下がることと、それから地面を切り返しで自然に踏んだ反力の反作用で、クラブのエネルギーがインパクト後に上方にパーン!とエネルギーを解放していく力を表しています。
これらの画像で、バランスド・ムーブメントの大まかなイメージは掴んで頂けたのではないかと思います。
添付させて頂いているのはあくまで静止画ですが、実際はスムーズな流れの中で起こる、三次元的な力学のイメージを切り取ったものであることも、改めて明記させて頂けたらと思います。
結局は、スムーズにスイングして、ボールを目標に運ぶためのベースの理解のための説明でしかありません。
とはいえ、
全体像
これがイメージ出来ることは極めて大切です!
最後まで読んで頂きありがとうございます^^
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