“環境・身体・心”3方向からのアプローチで梅雨の時期も晴れやかに!
今年も梅雨の季節がやってきました。たまの雨は風流でいいものですが、連日続くこの時期は鬱陶しく感じ、また心身に不調が生じる人も多いのではないでしょうか?
本記事では梅雨時期のジメジメを晴れやかにするためにオススメな「整い3ステップ」をご紹介します。
①湿度調整とアロマで“環境”を整える
梅雨時期の不調の最大の原因は、湿気!まずは原因を取り除く環境作りから始めましょう。
人が快適だと感じ健康に暮らせる湿度は、40〜60%と言われています。これを超える湿度は不快指数が高いだけでなく、カビなど菌の繁殖にも繋がるため、衛生面から見てもよくありません。
適正な湿度を保つよう、除湿器や加湿器で調整するようにしましょう。
この季節は特に蒸し暑さを感じ、つい冷房を付けがち。もちろん熱中症予防の観点から温度調整をすることは大切ですが、湿度が高い場合は空調の除湿機能を利用するなどして、湿度管理にも努めるようにしましょう。冷房の当たりすぎは“クーラー病”にも繋がり、より不調が悪化する可能性もあります。
またアロマ精油を取り入れるのも、この時期の快適な環境作りにオススメ。
アロマ精油の多くには、強い抗菌作用があり、カビや悪臭の原因となる微生物の成長を抑える効果があります。そのためこの時期特有の臭いや、カビの対策として高い期待が持てるのです。
さらに自然な香りは、爽快感をもたらしたりリラックス効果があったりと、梅雨時期の憂鬱な気分をリフレッシュすることができます。
アロマ精油は、比較的手に入れやすい価格帯ですし、今やさまざまなところで商品展開されています。ぜひお気に入りの香りを見つけて、梅雨の“お守り”として持っておくのはいかがでしょうか。
②生活と食事で“身体”を整える
環境を整えたとは言え、天気が悪い日は頭痛、怠さ、めまいなどの症状が出てしまう人も少なくないと思います。
そもそも天候不良時になぜ体調が優れないという現象が起きるのか……?それには気圧の変化が大きく関わっているのです。
梅雨のシーズン、大気は低気圧配置になり、身体は副交感神経を優位に働かせようとします。ちなみに起きている時は交感神経、休んでいる時には副交感神経と切り替わるのが正常な状態。
低気圧はそのリズムを崩す……つまり自律神経が乱れてしまうのです。
自律神経の乱れは、身体に様々な不調を引き起こします。解決するために、まずは生活リズムを整えましょう。
朝食を取る、湯船に浸かる、睡眠を十分に取る……。基本的なことではありますが、とても大切なこと。ぜひ意識するようにしてください。
またこの時期の“ダル重さ”は、高い湿度により体内にも湿気がたまりやすくなることも原因の1つと考えられています。この状態を東洋医学では「湿邪」と呼び、体内の水分の巡りをよくすることで対処できるとされています。
巡りをよくする具体的方法としては、お風呂やサウナなど積極的に体を温めて汗を出すよう働きかけたり、利尿作用のあるキュウリやナスなどの夏野菜、豆類を食べたりすることがよいでしょう。
熱中症予防として水分摂取はもちろん大切ですが、体外に排出することにも目を向けてみましょう。
ただ女性の場合、女性ホルモンの変動が自律神経の乱れの起因となることもあり、完璧に防げるわけではないのも事実。また忙しい現代社会においては、基本的な生活リズムを整えることすらなかなか厳しいと感じる人もいるかもしれません。
全て完璧にしようとしなくてOK。まずはできることからコツコツと!少しでも不調を減らすために意識してみて下さい。
③脳内分泌物質を制して“心”を整える
梅雨のジメジメは、心にも影響を及ぼします。これも先に述べた自律神経の乱れが大きく関係してはいますが、日照時間が雨の日はどうしても減少するといったことも原因の1つと言えるでしょう。
太陽の光を浴びることで身体には、ドーパミンやセロトニンという成分が発生します。これらは別名“幸せホルモン”とも呼ばれ、精神の向上や安定に一役買っています。日照時間が減ると、自ずと幸せホルモンの分泌も減少。ちょっとしたことで鬱々とした気分になってしまうのです。
ここでも対策としてまず挙げられるのは、規則正しい生活。あとは適度な運動です。
身体を動かすことは、ドーパミンやセロトニンの分泌を促すことに繋がります。ぜひ普段から意識づけしましょう。
雨天で運動?と思うかもしれませんが、階段を使うとか、寝る前のストレッチでもOK!大切なことは前段でも述べた通り、できることをコツコツとやること。不調を無くす第1歩だと考えましょう。
ただそれだって難しい人もいると思います。そういった人にお薦めしたいのが、人とのコミュニケーションを増やし脳の動きを活発にすることです。脳の動きを活発にすることで、セロトニンが分泌されます。鬱々とした気持ちが自然と晴れていくでしょう。
私のセロトニン分泌体験談
コミュニケーションを増やして脳の動きを活発にするという対処法について、私の実体験を交えながら、その効果を紹介します。
私は現在、女性向けキャリアオンラインスクール「SHElikes」(以下SHE)の受講生として、さまざまな分野のビジネススキルを学んでいます。理由はキャリアアップや、ワークスタイルを見直すため。
未来に対して得体の知れない不安がずっとあった私。「自分はこのままでいいのか?」というゴールのない自問自答を繰り返す日々から卒業したくて、一念発起して入会しました。
そんな日頃から鬱々としがちだった私が、幸せホルモンが分泌されていることを強く感じたのは、現役会員(シーメイト)同士の交流です。
SHEでは、形式を問わずさまざまイベントが毎日のように催されています。そしてそのほとんどに「シェアタイム」が設けられており、シーメイトとの交流を楽しめます。
彼女たちは年齢、職業、居住地すらもさまざま。共通していることは「人のことを否定せず前向きな姿勢」ただ1つ。そんな彼女たちと話していくと、どんなに気持ちが落ちている日でも、不安から解放されセロトニンがどんどん分泌されるのを感じます。
もちろん講座受講が入会の最重要目的です。しかし今ではイベント参加は私にとって、それと同等と言えるほど大きな目的になっていると感じています。
また単なる個人の感想になりますが、前向きな人たちが集う場はとても“気”がよく、いいエネルギーが充満しているように感じます。終わった後はパワースポットに行ったような充足感を感じているから、自分でも驚きです。
未来についての漠然とした不安やモヤモヤ、梅雨期のセロトニン不足。SHEは私にとって、そのどちらも解消するための大切な居場所になっています。
今年の梅雨はご機嫌に過ごそう
梅雨の不調の改善には、規則正しい生活、バランスの取れた食事を意識することが何より大切。
そして雨だからと1人で籠らず、ぜひ積極的にコミュニケーションを取ることを意識してみてください。脳内に幸せホルモンをたくさん分泌させ、モヤモヤを解消させましょう。
梅雨は終わりが来るとは言え、不調より好調な日の方が気分はいいのは当たり前。せっかくならどんな時だって晴れやかに過ごしたいですよね。外は雨でも、あなた自身は晴れやかに……。今年の梅雨はご機嫌に過ごしましょう。
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