何度も救われるのは、いつだってSHANKの『本音』だった
「陽当たりの悪い部屋に引っ越してできた曲です」と聞いたときは膝から崩れ落ちた。それと同時に愛があふれた。
こんな正直な思いを、しっかりカッコイイ曲として完成させ、世に届けるバンドがいるのかと。
SHANK / Bright Side
9月2日に、SHANKが2年ぶりに新作CD「Candy Cruise EP」と、ライブBlu-ray / DVD「THE HEAVY CLASH at SHINKIBA STUDIO COAST」を同時リリースする。
CDの中には、5月に配信された「Rising Down」、8月にMVを出した「Bright Side」を含む全5曲が収録されているそうだ。
「Rising Down」はもちろん、MVを出した「Bright Side」は何度もリピートしてしまう。
狭いワンルームの中で一人ひとりが演奏し、3人揃って映るシーンがない。今に対する焦燥感を超えて、今だからこそできることをやる希望も感じられ、ステキなMVだと思った。
しかし上記のインタビューによると、Ba/Vo.将平さんが急いで部屋を探して引越しをした際、西日は入るけどかなり日当たりの悪い部屋だったため、あと2年契約があるけど早く引越しをしたいと思ってできた曲が、「Bright Side」だという。
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SHANKが放つ自然体な思いには、これまで何度も救われてきた。
ライブだってそうだ。いつだって私たちを偽らない。裏切らない。歌いたい曲と演奏したい音楽しかやらないし、言いたいことはハッキリと伝え、言いたいことがなかったら無いですと伝える。
それらがSHANKの貫いてきたスタイルだ。
誰にでもできそうな当たり前なことなのに、照らし合わせれば私には全然できないことだらけだ。
かっこいいモノができたと思ったら、かっこいい言葉達を探して並べる。かっこいいと思われたいから、それに見合ったかっこいいコンセプトを欲しがってしまう。
きっとこのnoteだってそうだ。
どうしたら読まれるだろうか、読まれるためにはどんな構成と文章がいいだろうかと、かっこいい言葉達が並んでいるnoteを探しては、自分で取り入れる。
トイレでかっこいい文章を思いつこうが、「晴れた日の夜空のもとでドライブをしているときに思いつきました」と並べてしまいそうなのだ。
いつだって私は偽るし、裏切ってしまう。
私がもしSHANKだったら、たとえ日当たりの悪い部屋でできた曲だとしても、「どんなに辛い世の中でも、光の差す場所へ向かおう」と希望を込めた言葉を並べてしまいそうなのだ。
一生懸命なアツい言葉も、涙腺が揺れ動くエモい言葉も、私にとって大切な言葉だ。
けれどSHANKのような真っ直ぐな言葉は、私のような肩の凝った考え方をストンと落としてくれる。
それがどれだけ気持ちをラクにしてくれるだろう。心を穏やかにしてくれるだろう。
私も少しずつでいいから、ちょっとした本音も並べていきたい。あまり深く考えずに、勢いよく書いていきたい。それがこのnoteだったりする。
SHANKに対する愛は、いつだって偽らない。裏切らない。そんな思いで、新作CDの発売を楽しみにしている。
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