4月13日
15年以上読んでいるブログがあり、ひさびさに思い出して読みに行ったらぼちぼちと更新されていた。それでわたしもひさびさに書いてみる気になる。
関東圏で家業の食堂を手伝う四十代の女性が記すブログ。ほとんど愚痴で愉快な内容ではないが、知らない場所で知らない人が知らない暮らしを営むのは心なぐさめられるものがある。文章から想像する彼女は無口で、見た目も地味で、地元で外食するのも緊張するような人だが、すべての毛をツルツルに脱毛していたり、奇妙に現実を超えてくるおもしろさもある。
読み始めたころわたしも三十代だった。日記を続けられる人を偉いと思う。
今夜は若竹煮、粕漬焼魚、のらぼう菜おひたし、味噌汁、大根の紹興酒漬け、ごはん。
一昨日たけのこご飯、昨日はステーキ。たけのこに粉をしてにんにくでオイル焼き、しょうゆで味付け。あつあつを食べたら上あごにひどいやけどをして、皮がめくれたが後悔はない。毎年一回だけたけのこを買って、手ぬぐいを切ってぬか袋を縫う。すこしえぐみがあり、かたいのが美味い。
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