自分の音を聴きすぎないこと
演奏の時は
「押さえる方の指」と「ピッキングする方の指」
どちらもリラックスした状態で演奏したいのだけど
そうはいってもなかなか、、難しい。。
どちらかといえば、、
ライブの時のコンディションで影響を受けやすいのはピッキングする方の指だと思います。
まず、湿度。
湿度が変わればもろにピッキングのしやすさに影響が出てきます。
湿度が高い所で弦を弾くときと、乾燥したとき
弦の触り心地はそれぞれ全然違います。
あと後述の内容になりますが、湿度の関係でウクレレの鳴りも違うため
それもピッキングの強弱に影響していきます。
演奏上の表現の中で強弱をつける時はありますが、
基本的にはピッキングというのは安定した力加減で弦を弾くことが大切になってきます。
ウクレレをアンプにつないで弾いたことのある方は、急にボーン!!とか音が鳴ってびっくりした経験があるのではないかと思います。(僕もそうでした)
ちょっとの強さの乱れが音に影響します。
ピッキングってものすごい繊細なんです^^;
それに気を取られてしまうと、それはもう
押さえる方の指の力も安定感を失ってしまうんですね。
(緊張もあってドキドキしてるしね。。)
そして、もう一つ 音環境
当たり前のことですが人間は耳で音を聴きながら演奏します。
ライブの時にモニタースピーカーとか置いてあって
そこで自分の音を確認しながら演奏したりしますね。
もちろん、これがあることで演奏はしやすくなるのですが
ある程度慣れた状態でないと逆効果に働くこともあります。
自分に聴こえてくる音の音質、音量
この辺りの加減がちゃんと理解できていて調整できれば問題ないのですが
まぁそれはかなりのステージをこなしているか、機材の知識に長けた方でないとなかなか難しいと思います。
ステージの音環境がステージ毎に違ったとしたら
それによって力が入ってしまったり、弱くなりすぎたり。。
力加減のコントロールがわからなくなり、そのため様々なトラブルが発生してしまいます。
「じゃあモニタースピーカーいらないんじゃ」
と思った方もいらっしゃると思います。
ですが、自分の音が聴こえないというのはものすごく弾きにくいです。
狭い部屋で自分の音がしっかり聴こえる、とかそういうのでなければ
モニタースピーカーは必須だと思います。
以上を克服するために
音環境の変化に耳が影響を受けずに
安定したピッキングができるということが大切になってきます。
そこでこんな練習法を作ってみました!
といってもそんな大したことじゃないんですが(おい、、!w)
耳栓をつけて練習します。
耳栓をつけて練習すると自分音がかなり小さくなり、
自然と耳から聴こえてくる音に影響を受けにくく
フラットな力加減で演奏する感覚を身につけることができるからです。
いざ弾いてみると、普段と全然感覚が違うので
最初は弾きにくいと思いますが
練習を続けていくことで慣れていきます。
これを1日の練習の中でほんの少しで良いので取り入れることで
安定したピッキングが身についてくると思います^^
あと、普段から力んで演奏してしまう癖がついている方にも
効果的です。
ただし、
常に耳栓した状態で練習すると
強弱のない平坦な演奏になってしまいます。
そして 何より つまらないw
ほどほどに、ちょっとした気分転換くらいのつもりでやってみてください。
安定感のあるピッキングができてくると
ライブ時の様々な変化の中でも、それに影響を受けにくく
演奏しやすくなると思います。
ぜひ取り入れてみてください ^^
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ミュージシャンのかたわら15年間講師としても活動しています。 ウクレレやギターのことを中心に記事を書いてます。