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ジュニアアスリートを応援!試合で勝つために親がしてあげられるメンタルトレーニングとは?

\今回の記事は私が書きました!/
キャリカレスタッフ 大前(43)
2人の子どもは小学生になり、子育てはひと段落。以前よりも自分に使える時間も増えてきました。私と同じように、40代になると、人生の折り返しにも近づき、今後の生き方について悩みを感じている方も多いと思います。
そんな方に、いろんな人生の選択肢が広がるような情報をお届けしたいと思っています!

みなさんのお子さんはスポーツをされていますか? 私の子どもは運動が苦手でスポーツといえば体育の授業ぐらいなんですが(汗)お子さんがスポーツクラブに入っているママ友からは、子どもへの期待が空回りしてしまってアレコレ世話を焼きすぎてしまう…。良かれと思って励ましたつもりでも「もう!うるさいな!」と反発されて逆効果…。親としてどうサポートしていけばいいんだろう…。なんて悩みをよく聞きます。

そこで今回は、このようなママ・パパたちの悩みが軽くなるよう、今すぐ取り組めるサポート方法のひとつとして、親の言葉かけでできる「メンタルトレーニング」を3つご紹介します!

言葉かけはスポーツをする上でもメンタルに大きな影響を与えます。それを体現した代表的な人物が、野球の大谷選手です。WBCの決勝当日、彼はチームメイトに対し、一言こう言いました。

憧れるのをやめましょう。憧れてしまっては超えられないので。今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて勝つことだけを考えていきましょう。

大谷選手はこの言葉によって、偉大なメジャーリーガー相手に緊張するチームメイトの気持ちを和らげ、的確な励ましでチームを世界一へと導いたそうです。

ジュニアアスリートに対するメンタルケアも同じ。子どもの気持ちに寄り添った声かけが何よりも大切です。スポーツ以外の時間も子どもと一緒にいる親だからこそできる、正しいメンタルケアの知識を身につけて子どもの活躍をサポートしてあげましょう!

子どもの「やる気スイッチ」を入れるパワーアップクエスチョン

子どもが試合で思ったようなプレーができず、練習に対してやる気を失っているとき、どんな風に声をかけていますか?

「練習でできていたことができないのって何でだろう?」「練習しなきゃ試合にも勝てないよ!」といった声かけをしている方は要注意!

このような声かけは、「できない理由」や「できなかった自分への後悔」などネガティブな要素に気持ちが向いてしまう「パワーダウンクエスチョン」。聞くだけで子どものやる気が消えてしまう、おそろしい言葉なんです……。

そこでぜひ取り入れてほしいのが「パワーアップクエスチョン」です。これは『できない理由を探させるのではなく、できる方法を考えさせる』質問のこと。

先ほどの質問の例を変換すると、次のようになります。

練習でできていたことができないのって何でだろう?
→練習中にどこを工夫すると、試合でもできるようになるかな?

練習しなきゃ試合にも勝てないよ!
→今日の練習では何ができるようになりたい?

質問されると、脳は質問に答えようとして、答えを探し始めます。そのとき、意識の向きが切り替わります。さらに「どうすればそれができるようになるか?」という質問には「どうにかすればそれができるようになる」という前提が含まれています。

この質問をすることで、子どもは未来に希望を見出せ、具体的な方法を見つけながらやる気を高めていくことができるんです!

パワーアップクエスチョンを取り入れ、落ち込んだりやる気を失ったりした子どもの心を前向きに切り替え、「やる気スイッチ」を入れてあげましょう♪

勝利を掴み取る未来をイメージトレーニング

スポーツはただ闇雲に練習するのではなく、段階を経て練習の質を上げていくことが大切です。そこで有効なのが「イメージトレーニング」なんですが、これには3つのイメージレベルがあるって知っていましたか?

レベル1:「こうしなければ」と思っている状態
義務感で走らされているイメージ。コーチの指示を受けて走ってはいるけれど、子どもの本心は「走りたくない」「めんどくさい」と思っている状態。

レベル2:「こうなりたい」と思っている状態
ライバルより速く走れるようになりたいというイメージ。「ライバルを超えたい」といった願望や希望を心に抱きつつも、「無理かもしれない」といったネガティブな感情も混在している状態。

レベル3:「きっとこうなる」と思っている状態
「試合で圧倒的走力をもって決勝ゴールを決める」というイメージ。自分が試合で決勝ゴールを決め、トロフィーの重さや観客からの大声援を感じている姿をリアルに思い描き、イメージしたことを実現できると思って走っている状態。

▲サッカーを例にしたイメージレベル

どれだけ練習しても、イメージレベルが1や2の状態では、その先にある試合で結果を出すには難しいかもしれません。

ですが、レベル3のように、「試合に勝つための走力アップであり、この練習をすれば当然そうなる」と確信に近い気持ちで走ることができれば、練習の質が大きく変わります。
その結果、試合でのパフォーマンスが向上し、「試合に勝つ」という可能性が大きく高まるのです!

重要なのは、子どもが今どの段階のマインドなのか見極め、勝つまでの過程を具体的にイメージできるよう促すこと。「きっとこうなる」という実現を確信するマインドが手に入れば、今の練習に対する姿勢も前向きになるはずです♪

キツい言葉を力に!ポジティブワードへの変換

ジュニアアスリートといえども、スポーツは勝つか負けるかの厳しい世界。

コーチやチームメイトからのキツい言葉に落ち込んだり、悩んだりする子どもの姿を見るのは、とても心苦しいですよね。そんなとき、子どもの心に寄り添ったサポートができれば、子どもももっとスポーツを楽しんで続けていけるはず!

子どもに投げかけられた厳しい言葉は、「ポジティブワード」に変換してあげましょう!

たとえば、「なぜできなかったのか」という言葉は、「誰よりも練習を重ねてきたあなただからこそ絶対できると期待しているし、みんな信じているんだよ」といった内容に変換して伝えてみてください。

子どもは仲間たちからのキツい言葉をポジティブに捉えられるようになりますよ♪

子どもにとっては勝つことはとっても重要。だけど親の目線だと、スポーツを通じて身体的にも精神的にも成長して欲しいという、シンプルな願いがありますよね。

大好きなスポーツが嫌いになるのは悲しいし、せっかくなら、楽しくやってほしい!

そうなってもらうためにも、いちばん近くで見守っている親だからこそできるメンタルケアが一番大事かもしれないですね。

未来に羽ばたくジュニアアスリートを応援しよう!

ジュニアアスリートが試合で勝利を掴み取るためには、親からのメンタルケアがとても大切です。パワーアップクエスチョン、イメージトレーニング、ポジティブワードへの翻訳を上手に組み合わせて、未来に羽ばたくジュニアアスリートを応援しましょう!

今回の記事を読んでジュニアアスリートのメンタルトレーニングについて「もっと詳しく学んでみたい!」「ちょっと興味あるかも…!」と思った方はこちらの講座で学べるのでよかったらのぞいてみてくださいね♪


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