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自分で考え、最後までやり切る子に育つ!おうちモンテッソーリ教育とは?

\今回の記事は私が書きました!/
キャリカレスタッフ 戸成(37)
2歳の子どもを育てつつ、キャリカレに勤めて10年目になります。
家族の都合で地方住まいをしており、普段はリモートワーク中心のライフスタイルを送っています。子育て中ならではの悩みや、将来への疑問・不安などを感じることもあり、同じように悩みを抱えている方に少しでも参考になる情報をお届けしようと思っています!

みなさんは保育園や幼稚園を選ぶとき、なにを基準にしていますか?職員の体制や施設環境、自宅からの距離など、さまざまな要素がありますよね。もちろん、激戦区に住んでいる方は「選びたくても選べない!」といった状況かもしれません。

私も学生時代の友人やママ友と保育園・幼稚園選びについて情報交換をすることがあります。そんなとき、よく聞くのが「教育」を重視した施設選びです。たしかに、できる限り大切なわが子の将来に役立つような幼児教育を受けさせたいですよね。

では、幼児教育といえばどんな種類があるのでしょうか。科学・技術・工学・芸術・数学を統合的に学習する「STEAM教育」、自然のなかで自由な感性を育む「シュタイナー教育」。それらと並んで有名なのが、「モンテッソーリ教育」です。

モンテッソーリ教育では、子ども自身がもっている「自己教育力」を軸に、自発的な行動に取り組むことが尊重されるそうです。

…うん。わかりそうで、いまいち理解できない。
そこで、モンテッソーリ教育を受けた著名人を調べたところ、名だたる顔ぶれとなりましたので、少し紹介したいと思います!

● 平野美宇さん(東京オリンピック卓球女子団体の銀メダリスト)
● 藤井聡太さん(将棋棋士)
● ジェフ・ベゾスさん(amazonの創業者)

このように、著名人が取り入れているモンテッソーリ教育ですが、すべての子どもにとってこの教育方針が合っているとは限りません。わが子の将来を考えるからこそ、いきなりモンテッソーリ教育の保育園や幼稚園へ預けるのではなく、おうちでできることから少しずつ試してみることをおすすめします。

今回は、子どもの「ひとりクッキング」に焦点を当てて、モンテッソーリ教育のやり方を解説していくので、参考にしてみてくださいね。

安全な環境での子どものひとりクッキング

おうちモンテッソーリ教育でおすすめなのが、ひとりクッキングです。食材を分けたり、量ったり、混ぜたり、こねたり…。料理の工程は、脳への刺激であふれています。作ったあともおいしく食べられて、「できた!」という達成感を得やすいのも特徴です。とはいえ、小さな子どもにひとりでクッキングをさせるのは心配ですよね。そこで、ケガをしない環境を整えるために、次のポイントに注意しましょう。

● 子どもが使いやすい調理道具を用意する
● 年齢に合わせたレシピを選ぶ
● 慣れるまでは火や包丁は使わない

私も身に覚えがあるのですが、どうしても親は子どもの先まわりして危険を回避しがちです。環境を整えることは大切ですが、「本物に触れる」ことも同じくらい大事にしてあげてください。

たとえば、子どもだからといってプラスチック食器を用意してしまうと、食器が割れたり壊れたりする経験を奪ってしまうことにつながります。割ったときの痛み、壊れたときの悲しさなども子どもを成長させてくれる貴重な経験です。

子どもの五感を刺激する体験をさせ、自発的に行動できるようにしよう

モンテッソーリ教育では、大人はあくまでサポートメンバーです。子ども自身が「触ってみたい!」「やってみたい!」と思う環境を用意して、あとはそっと見守ってあげましょう。大人からすると非効率で無駄の多い作業でも、自発的に考えて行動することに意味があるのです。

先述したひとりクッキングでは、子どもと一緒に買いものに行ったり、下ごしらえのお手伝いをしてもらったりするのもおすすめです。買いものでは、子どもに食材を選んでもらうことで、手触りやにおいなどの五感が刺激されます。調理の下ごしらえも、包装袋をあけたり、食材を洗ったり、叩いたりと、火や包丁を使わなくてもできるお手伝いがたくさんあるはず。

下ごしらえに慣れてきたら、子どもの年齢・理解力・体の発達に合わせて徐々にステップアップしてみましょう。

STEP1 ステーキナイフでバターを切る
STEP2 子ども用包丁でバナナを切る
STEP3 大人と同じ包丁できゅうりを切る

火や包丁をはじめて使うときは、「大人が見本を見せる」「手をそえてサポートする」など、慎重に進めていきましょう。

子どもの最後までやり切る心を育てる

なんでも「自分でできる」子どもに育てるには、一連の流れを子どもにやってもらうことが重要です。ある程度子どもに任せることで、グングン主体性が育つためです。ひとりクッキングであれば、次のような作業を子どもに任せてみましょう。

● 買い物をする
● 下ごしらえをする
● 調理をする
● 食べる
● 後片付けをする

これらの作業を任せることで、「自分でやらなくちゃ!」と自発的な行動が生まれます。さらに自分で思考できるようになると作業の必要性も理解し、自然と進んで行動できるようになるのです。

このようにおうちでも工夫次第でモンテッソーリ教育を行うことが可能です。モンテッソーリ教育に興味のある方はもちろん、子どもとの過ごし方がマンネリ化している方も、ぜひひとりクッキングに挑戦してみてください。公園遊びやおもちゃ遊びでは気付けなかった、我が子の好きなこと、得意なことが見えてくるかもしれません。

大切なのは「わが子の成長の手助けになるか」

おうちでモンテッソーリ教育を行う方法を、「ひとりクッキング」に焦点を当てて解説しました。モンテッソーリ教育について調べると、メリット・デメリットどちらも出てきますが、大切なのは我が子の成長の助けになるかどうかです。

おうちクッキングを親子で楽しみつつ、モンテッソーリ教育と我が子との相性をさりげなくチェックしてみてくださいね。必要であれば、モンテッソーリ教育以外の選択肢を試してもいいかもしれません。キャリカレでは、さまざまな幼児教育の講座も用意しているので、ぜひ一度のぞいてみてください♪

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