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ワイルド推し

俺の名はきゃらを
流行り病を機にSNSに参加した
それはブログ形式で
少しだけ読んでくれる人がいたから
図に乗ったんだ。

そして公言してしまった
「作家になる!!」ってね
そうしたら、そのサイトは応援してくれて
お小遣いをサポートしてくれるサイトでもあり
少しはお小遣い貰えたから
引くに引けなくなってしまったんだ。

本当は本業の方の仕事が
上手くいけばそっちでのんびり暮らしたい
だけども・・・
「作家頑張ってくださいね!」
その言葉をサポートしてもらえた
コメントで貰うたびに

嬉しいやら・・まじかっ・・・
まじか・・まじか・・・

まじかっ!!!!

しかし作家なんて
そう簡単になれるものじゃない
だいたいそこから半年くらいして
あいかわらず、支援してくれる人は
ブログに飽きたのかきゃらをに飽きたのか
居なくなってしまい
新しくできた友人と交代していく
言うなれば横ばい。

ずっと「イイネ」の数は平均50
いわば鳴かず飛ばずの状態だ

じり貧と言い換えてもいいのかもしれない
日々実際の仕事の方が少なくなっていく

しかし頑張ってれば
誰かの目にはとまるもので
とあるプロダクションの営業担当から
お声がかかったんだ。

「君、中々センスあるしいいよ」
『本当ですか?』
「ワイルドを推していこうか?」

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