褒める屋さん #3 エル上田さん(エル・カブキ)
皆さま、こんにちは。
3回目を迎えました『褒める屋さん』です!
今回のゲストは、漫才コンビ『エル・カブキ』のエル上田さんです。(以下、上田さん)
ここでまた自分が一番びっくりしています。
エル・カブキさんと言えば、マセキ芸能社に所属の毒舌系漫才師であり、最近はYouTubeで自分たちのチャンネルを持ち、時事ネタ漫才を精力的に配信しています。お笑い好きはご存知、マイナビラフターナイトではお馴染みの実力派漫才師です。
上田さんが今回『褒める屋』を依頼してくれたきっかけは最初のお客さん、MORIYAMAさんのツイッターだったそう。
なんと、ありがたい。。口コミが何よりの宣伝広告だよ。。と痛感するのでした。そして、上田さんはNSC卒業後、東京吉本で2年、そこから何ヵ月かフリーで色々な事務所を受けたあとソニー(わたしも以前所属していた事務所)で活動している時期があった。やはり細く繋がりがある方でした。
さて、お笑いの偏差値ランクが違う為、上田さんとわたしがライブで一緒になることなどほとんどなく、ショーレースでお会いした時などに、挨拶させてもらう程度の関係です。
緊張感をかなり持ちながら、待ち合わせ場所に向かいました。
待ち合わせ場所に着いて、声を掛けると、上田さんはすぐに気付いてくれたので、ホッと一安心。喫茶店に向かいます。
さて、ここから5分間お話します。
毒舌漫才師とも言われる上田さんを満足させる褒め言葉を、わたしは吐くことができるのでしょうか。。。
朝食を食べ損ねたので軽く食事を取りたいと言う上田さんは、わたしにも「なにか食べますか?」と勧めてくれました。
まず、意表を突かれます。
厳しい毒舌ジャブを喰らわす漫才師の顔とは、違う一面を感じます。
軽食を食べ終えた上田さんと5分のトーク・スパーリングを終えた、わたしの褒め言葉は、こちら。
◯ひねくれ気遣いボーイ
◯繊細奥手ボーイ
◯母性おせっかい男子
なんでしょう。。3つのフレーズは、どれも似たり寄ったりです。
ミルフィーユの様に、似たイメージが重なり合っていく感じでした。
さて、ここから20分間お話して、本当の上田さんはどうなのか、迫って行きます。
上田さんは小気味よく、わたしの言葉に突っ込みを入れてくれる。その入れ方が、多過ぎもなく、少な過ぎも無く、要は、上田さんが入れたいタイミングで突っ込んでいる、と感じた。
つまり、必要以上のサービスをしない、自然体の人なのでは?と感じた。
こちらが、お話した時の上田さんである。見れば分かる通り、メディアに登場する時の上田さんとは、だいぶイメージが違うのではないかと思う。
こちらがメディアで見かける上田さんのイメージ。
⬆️この写真は今から数年前だとして、若々しい感じもするが、やはり、注目すべきは、表情の振れ幅ではないかと思う。
夏休みに虫取りに出掛けて、親戚の家でゆったり麦茶を飲む少年の顔。から、果敢に相手をおちょくり毒舌ジャブを決める少年の顔。への振り幅である。
つまり、相反する両極端な要素を上田さんは持ち合わせている、と感じた。
毒舌と気遣い。
しかしながら、わたしたちは、知っているのではないか。
毒舌を使いこなす人が、実は人の何倍も気遣いを持ち合わせていることを。
そうでなければ、毒舌を商売道具になど出来ないのではないか、と。
ただ相手を攻撃するだけの毒舌に、わたしたちが共感できるだろうか?
答えはノーだ。
とはいえ、上田さんから、策略家、頭の回転の速さはもちろん感じないわけはない。と、同時に、繊細過ぎるとも言える『情』を感じた。『策略と情の間の男』なのだ。
わたしに、本当は褒める屋を利用して欲しい芸人が他にいる、と上田さんは話し始めた。自分の話を差し置いて。
利用したのは自分なのに。売れてない芸人なんてみんな気持ちも不安定で、褒める屋を利用したいはずだ、と言い出したのだ。
ふんふん。。この人は。。。
『エル上田さんへの褒め言葉』
近所のおせっかいおじさん・シャイボーイ
おせっかいおじさんとシャイボーイの両極端の要素を持ち合わせている、と感じた。
上田さんは、どんなに地位や権力がある人にも自分の思っていることは伝えられる強さを持っている。
それなのに、自分の気持ちを、自分自身に一番伝えてあげられない人だ、と感じた。
占いも何回かさせてもらったのだが、自己犠牲、自罰的、というカードがよく出て来たのも納得がいった。
なので、他人のおせっかいをして、突っ込んで漫才師の仕事を全うしてもらうのは本道として、もう少し自分の気持ちも汲み取ってあげて欲しいな、と思ったのでした。
そうなると、気疲れ知らずの、最強毒舌系漫才師に進化されるのでは!?
と勝手に思った1日でした。
エル上田さん、ありがとうございました!
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