『アンと青春』
あんまり好きすぎて、一人で心に留めておくことができなくなったので。
思いのたけを叫んでしまう。
坂本司・著(光文社文庫)
『和菓子のアン』シリーズ第2弾。
大好き。
アンちゃん、アンちゃん、あんちゃん!
ああもう、かわいい。
友達になりたい。でもアンちゃん、18歳だしなぁ。
みつ屋で一緒に働いたとしても、せいぜいパートのおばさんポジションにしかならないワタシ。
乙女な立花くん、好きなんだよね、アンちゃんのこと!
わかる、わかるよー。
そりゃ惚れちゃうよね。
おいしいもの大好きで、仕事も熱心に覚えて、気立てもよくて、ほんと癒し系。
でもアンちゃんおっとりさんだし、乙女のメッセージは回りくどいから、なかなか伝わらない。
乙女に至っては、斜め向かいに出店した店員さんがアンちゃんと仲良く話している姿を見ては、ライバル視。焦ってヤキモチ焼いちゃったり、そんな自分の心を持て余して心が疲れちゃって、フラッと傷心の旅に出てしまう。
誰かに知っておいてほしいからって、お菓子に謎とメッセージを込めすぎ。
ちょっと面倒! アンちゃんにしか手に負えないよ。
”乙女よ、メッセージは受け取った。今、助けに行くからね!”
しっかり謎解きのメッセージを解いたアンちゃんだけど、肝心の乙女の甘くて淡い恋心が伝わらぬ。
3作目で告白されるんだっけ? しっかりはっきり言葉で言わないと、わかってくれないよ!
乙女がんばれ。
この二人、どうなるだろー。
読んでいる間はずっと「アンちゃん、アンちゃん!」とニヤニヤし通しで、
読み終わっても3日はホカホカとした気分でいられる。
前作よりも、2作目のほうがもっと好きな本。
好きがたぎって、語ってしまう。
3作目、早く買わなきゃ!
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