MLBトレードデッドライン前に注目すべき選手たちア・リーグ内野手編
コーラの株主です。
本日は、本格的なトレードデッドライン前に注目選手を紹介する企画の
ア・リーグ内野手編やっていきます。
(成績は5月24日現在)
・デトロイト・タイガース
ジョナサン・スコープ 31歳 右右
メジャー11年で通算174本塁打を誇る強打の二塁手。フリースインガーで通算出塁率が294と低いため実績の割に大きな契約を得られていない。(三振1009個に対して四球189個)二塁以外に一塁も守ることができる。今シーズンは29試合でOPS558とレギュラーで使うにはやや物足りない成績、また昨シーズン辺りからファストボールへの対応が悪くなっているのも気になるところ。パワー不足や代打の層を厚くしたい球団には最適か
今シーズン成績:29試合 打率221 本塁打0 出塁率293 OPS558 盗塁0
・オークランド・アスレチックス
セス・ブラウン 30歳 左左
2年連続20本塁打以上を記録する左のパワーヒッター。4シームやカットボールなどファストボール系に強い。パワー意外に傑出した能力はなく、獲得する球団でも代打やプラトーン要員としての役割を求められそう。ポジションは外野と一塁。FAが26年オフのため長期間キープできるのはメリットとなる。
今シーズン成績:10試合 打率229 本塁打1 出塁率270 OPS642 盗塁1
・ジェイス・ピーターソン 33歳 右左
キャリア10年で6チームを渡り歩くジャーニーマン。ポジションは、二塁、三塁、外野を守る。今季より2年950万ドルでアスレチックスに加入。アスレチックスにも選球眼と走塁、ユーティリティ性を買われての契約のため、その他のツールをいずれも平均以下で移籍するにしてもケンプと同じような役割になるか。
今シーズン成績:42試合 打率205 本塁打3 出塁率303 OPS606 盗塁4
・アレドミス・ディアス 32歳 右右
内野3ポジションを守る便利屋。
昨シーズンまではアストロズに4年在籍し、今季よりアスレチックスと2年1450万ドルで契約。メジャー8年でシーズン二桁本塁打3度とパワーも魅力。成績を考えると残り契約額が少し割高な印象。
今シーズン成績:32試合 打率178 本塁打1 出塁率235 OPS459 盗塁1
・トニー・ケンプ 31歳 右左
セカンドとレフトを守る万能ユーティリティ。今シーズンは主に二塁のレギュラーとして起用されている。選手としての特長は、四球を選べるため出塁率が高いことと、リーグ有数の三振の少ないバッター。三振こそしないものの打撃成績は平均以下のため、アスレチックス以外でレギュラーとして見るのは厳しい。ケガ人が続出したチームがあれば経験値を求められ移籍の可能性も。
今シーズン成績:41試合 打率167 本塁打1 出塁率250 OPS477 盗塁2
・ロサンゼルス・エンゼルス
・ジオ・ウルシェラ 31歳 右右
ヤンキース時代の19年に打率314本塁打21OPS889の好成績を記録してブレイク。アクロバティックな三塁守備も魅力。今シーズン加入したエンジェルスではユーティリティとして一塁、遊撃なども守る。
早打ちで出塁率が低いことがネックになりレギュラーに定着できない。
今シーズンは、落ちるボールへの対応に少し苦戦している。
今シーズン成績:46試合 打率303 本塁打1 出塁率322 OPS679 盗塁2
・ボルティモア・オリオールズ
アダム・フレイジャー 31歳 右左
高いコンタクト率が魅力の二塁手。ここ数年は打率の低下がみられ選手としての価値が急落している、原因はハードヒット率の低さで、直近4年はリーグ下位レベル沈む。三振の少なさは健在なため、打撃が本来の姿に戻ればチームに大きなインパクトをもたらすことも可能か。
今シーズン成績:47試合 打率255 本塁打5 出塁率337 OPS751 盗塁6
・ボストン・レッドソックス
・ジャスティン・ターナー 38歳 右右
長年ドジャースの三塁を支えたメジャーでも屈指の人気プレイヤー。今季よりレッドソックスに1年+オプションで加入。もはや往年の打撃力はないが、今期も出塁率などは優秀で、打撃の対応力は、速いボールと遅いボールには強いものの、曲がるボールには対応できていない傾向が出ている。影響力やプレーオフでの経験などを考えると優勝を争うチームにとっては魅力的な選手。
今シーズン成績:47試合 打率267 本塁打5 出塁率360 OPS767 盗塁2
・ニューヨーク・ヤンキース
・ジョシュ・ドナルドソン 37歳 右右
メジャーきっての嫌われ者でトラブルメイカー。かつては高い守備力やパワー、出塁率などMVP争いの常連だったが近年は衰えもありトラブルでクローズアップされる場面のほうが目立つ。特に打撃成績は三振が増え、四球が減るなど衰えが顕著。今季もケガで出遅れている。
今シーズン成績:5試合 打率125 本塁打1 出塁率176 OPS489 盗塁0
・アイザイア・カイナーファレファ 28歳 右右
内野3ポジションとセンター、レフトなどを守るユーティリティプレイヤー。ヤンキースがゴールドグラブ級の守備力と安定した打撃を評価し、ショートのレギュラーとして何度もトレードを模索し念願叶って獲得するも、今季開幕よりレギュラーを剥奪されている。守備データは良いものの、凡ミスも多く守備は過大評価されている印象。
今シーズン成績:35試合 打率198 本塁打2 出塁率258 OPS560 盗塁4
・トロント・ブルージェイズ
・ウイット・メリーフィールド 34歳 右右
長年ロイヤルズのスター選手として活躍し、最多安打2度、盗塁王3度、オールスター2回の実績を誇る。昨シーズン途中にブルージェイズに移籍し、今シーズンも二塁のレギュラーとして起用されている。昨シーズンは打撃で衰えを感じさせるシーズンになるも、今シーズンは少し持ち直している。走力は健在。
今シーズン成績:42試合 打率295 本塁打2 出塁率345 OPS742 盗塁14
・ブランドン・ベルト 35歳 左左
昨シーズンまで12年間ジャイアンツで活躍した一塁手。
今シーズンからブルージェイズでDHのレギュラーを務める。
一塁手にしてはパワーはないものの、選球眼と高いバレル率で安定した成績を残してきた。昨シーズンからファストボールへの対応力が低下傾向にあり
今シーズンは三振の割合が40%近くと厳しいデータが出ている。
今シーズン成績:35試合 打率264 本塁打2 出塁率362 OPS771 盗塁0
・マット・チャップマン 30歳 右右
パワー・選球眼・ゴールドグラブ3回の守備力を誇る名三塁手。
今シーズンはFAイヤーで張り切っているのか、ここまで打撃好調で
ゲレーロJRなど他のスター選手を抑えてチームNO1WAR2.7を記録している。
スタットキャストの打撃指標も軒並みリーグ上位となっており、市場に出れば大きな見返りが期待できそう。ア・リーグの内野手では一番インパクトを与えられる選手。
今シーズン成績:48試合 打率302 本塁打7 出塁率382 OPS904 盗塁2
いかがだったでしょうか。
次回はナショナル・リーグ内野手編を予定しています。
ぜひまた遊びにきてください。
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