町工場で働く人々の姿とは
町工場と聞くと皆さんはどんなイメージを持たれますか?
ドラマ「下町ロケット」のような様子を浮かべるかもしれません。私のイメージは堅物な職人さんたちが黙々と働いているイメージでした。
今日は8/7に開催されたオンラインキャリアセミナーに登壇された内田博也さんの話を基に、町工場の魅力や働く人々の様子をまとめてみたいと思います。
目次
◎登壇者紹介
◎日本の町工場の魅力
◎職人さんと関わる上で大切なこと
◎失敗との向き合い方
◎私の今日の感想
◎登壇者紹介
内田博也さん
株式会社浜野製作所 設計開発部リーダー
広島県出身で小さい頃からものづくりをしておられ、学生時代はロボコンに参加していたそうです。
一般的なスーツを着て就職するということはあまりしておらず、インターンはシンクタンクの企業と、ベンチャー企業、そして今勤めておられる株式会社浜野製作所さんの3社に行ったそうです。
自分の手で曲げたりできるものづくり
1つの製品を突き詰めるのではなく、色々なものに関われる
目標となる人の存在
以上のような3つの点から今の会社に決めたそうです。
株式会社浜野製作所さんでは開発から設計まで全て一貫して行なっています。また内田さんは開発だけでなく、自ら現場に行っても製造に携わることもあるそうです。
◎日本の町工場の魅力
日本の町工場の魅力はもちろん技術もそうなのですが、1番海外と比べて違うのはホスピタリティだそうです。言われていないことまでも、相手のニーズに合わせて期待以上のものを提供するという精神が魅力だそうです。
◎ 職人さんとの関わる上で大切なこと
ものづくりの世界をあまり知らない学生達に対して、内田さんが職人さんとうまく関わる方法を教えてくださいました。
ポイントは「思いを伝える」ことだそうです。
職人さんは思いや熱意、ストーリーを聞いて、その製品の目的が見えたとき、自分ごとのように製作に注力するそうです。
そのため、ただ用件を伝えるのではなく、そこに思いを加えたり、何回も通って、姿勢を持って熱意を伝えりすることが大事だそうです。
また、今現在スキルがない人がものづくりの世界で職人さん達と関わるときも、知ったかぶりするのではなく純粋に質問をしに行ったり、何回も通い続けたりすることで打ち解けあい、より良い関係が気づけるそうです。もちろんスキルも身につきます。
◎失敗との向き合い方
ものづくりとは0から1を作る作業なので、うまくいかないリスクを抱えながら挑戦します。
失敗をすると、みんな凹むと思います。なぜ、内田さんは製品を試行する中で、起こった失敗を乗り越えることができているのか。
内田さんは失敗した時は、感情と結果を分けて考えるようにしているそうです。
失敗して凹むという感情を抱くことは仕方がない。けど、失敗したという結果はちゃんと受け止めて、どう改善すれば良いかを考え、再び挑戦する。
このように感情と結果を分けて考えることで試行錯誤を続けていくことができるそうです。
◎今日の学び
今日、内田さんのお話しを聞いて学んだことは大きく分けて以下の2つです。
・素直な思い、直向きな努力は人の心を動かす
・失敗した時は感情と結果を分けて改善策を考える
これはものづくりに限らず、大事なことであると感じました。どれほどスキルがあっても、相手の心を掴めなければ就活も仕事も上手くいかないと思います。素直さ、直向きさは忘れないようにしたいです。また、これからきっと様々な困難があると思います。その分失敗も増えると思います。ですが、感情だけを見て、ダメだと思うのではなく、結果もちゃんと見て、どうすれば上手くいくのか考え続けたいと思います。
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最後に...内田さん今日はありがとうございました。今日のお話しを聞いて、町工場や職人さんのイメージが変わりました。また製造業の多様さにも気づきました。
なので、これからも社会人の方の話を聞いて、リアルを知り、今漠然としている業界の働き方のイメージを具体化し、自分に合った企業を見つけていこうと思います。ありがとうございました。
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