米津玄師からの秘密のメッセージ|歌詞に出てくる花まとめ。
米津玄師さんの曲に登場する「花」
米津さんの作品の中には度々「花」が出てきますよね。
米津玄師 2022 TOUR / 変身ではジョウロを使った演出をされていたり。
ご本人もきっとお花が好きなんじゃないかな、と思います。
なので今回は米津玄師さんの曲に登場する「花」が使われている歌詞や、
その花の「花言葉」をまとめてみました。
その前に「花」という漢字よくみたら気になりませんか?
草冠に化けると書いて「花」
気になると調べずには入れない私。ちょっくら調べてみました。
「花」の由来について
「花」「 化 か 」とを組み合わせた「花」と書きますが、もともと「はな」という字は、中華というときの「華」と書きました。 今の「花」という字は、北魏時代(5世紀ごろ)に作られた新しい漢字です。「花」は、「くさかんむり」に「化(ばけ)る」という文字で構成されており、「化(ばけ)る」の部分の解釈が重要となっています。 「化」の左側は「にんべん」なので、人間の様子を表しています。 左側は人間が倒れている様子、右側は人間が座っている様子。
「花」を最初に発見した人が草が化けてるように見えてそうつけたのかと思いましたが、元は中華の「華」だったそうです。
「華」の由来について
「華」は、花や葉が垂れ下がった様子を表している下の部分と草を表すくさかんむりが組み合わさってできた漢字で、花が開き、美しく咲き乱れている様子を表しています。 草木の花、花が咲く、彩りが豊かで美しい、あでやかなという意味があり、花が開く様子から栄えさせる、優れたといった意味も持ちます。
よくみたらブドウの様に草の下に花がある様にも見えてきました。
漢字の由来って新発見があって面白い。
沙上の夢喰い少女に出てくるのは「ブーゲンビレア」と「紫陽花」
「ブーゲンビレア」の花言葉とその背景
ブーゲンビレアの花言葉は「熱心」「あなたしか見えない」、「あふれる魅力」です。原産国を南国とし、明るく多くの人を惹き付ける花色が由来とされています。
「紫陽花」の花言葉とその背景
紫陽花の花言葉は、「移り気」や「浮気」「無常」です。 この花言葉は、あじさいの花の色が時期によって変化することから付けられたと言われています。 あじさいの色ごとの花言葉は、「青=辛抱強い愛情」「ピンク=元気な女性」「白=寛容」です。
ハチの時に作成した「沙上の夢喰い少女」のちにご自身で「ゆめくいしょうじょ」として米津さんが初めてハチをセルフカバーされた曲だそうです。
途中で流れるピアノの伴奏が清らかで美しくて、それでもってやるせない気持ちが合わさったような。米津さんが''聞いた人の痛みがなくなる様に''と祈りを込めてピアノを伴奏している感じがして、この曲を聴くと痛みが水のように清らかに流れ落ちていくような感覚になり、魂まで浄化される様な気がします。
カンパネルラに出てくるのは「リンドウ」
「リンドウ」の花言葉とその背景
リンドウの花言葉は「勝利」「正義感」です。リンドウは漢方として利用されており、効能によって病に打ち勝つ姿が、花言葉に由来していると考えられます。 リンドウは鮮やかな青や紫のイメージが強いですが、白やピンクもあり、色別にも花言葉が存在する花です。
米津さんのしなやかで美しい動きから目が離せなくなるような芸術的で
美しいPVですよね。「カンパネルラ」のタイトルは「銀河鉄道の夜」の登場人物の名前から取った曲名だからこそ、ジョバンニとカムパネルラのような、残された側と遠くに行ってしまった側の関係を描いた曲になっているそうです。「カンパネルラ」は大好きな一曲なのでまたまとめます。
ひまわりに出てくるのは「ひまわり」
「ひまわり」の花言葉とその背景
ひまわりの花言葉は「憧れ」「情熱」「あなただけを見つめる」など。 太陽に向かって花が咲く様子に由来します。 色によっては「悲哀(紫)」「ほどよき恋愛(白)」の意味をもつひまわりもありますが、ポジティブな花言葉が多いです。 プロポーズや応援の際に贈るのにぴったりな花です。
海と山椒魚に出てくるのは「向日葵」
「ひまわり」について印象的だったのは、米津玄師 2022 TOUR 変身にて「今は亡き親友のために歌ってもいいですか」と前置きを添えて歌ったとのツイートがされていたのが忘れられません。亡くなってもなお想い続けてくれる太陽の様に熱い心を持っている彼は太陽の様な人だと感じました。自分の人生の中で一番光栄なことだと語っていた「地球儀」のPVにもひまわりが出てきたり、「ひまわり」は彼にとって思い入れのなる特別な花なのかもしれませんよね。
Moonlightに出てくるのは「アベリア」
「アベリア」の花言葉とその背景
アベリアの花言葉は「謙虚」「謙譲」「強運」です。 小さく可愛らしい花や葉の様子から「謙虚」「謙譲」の花言葉が生まれ、病気や害虫に強く丈夫な特性から「強運」の花言葉がついたのでしょう。
「Moonlight」では出だしから「あなたこそが地獄の始まり」から始まるこの曲は、地獄の様な日々を過ごす米津さんの孤独な光景が目の前に浮かび上がってくるよう。
嫌なことが頭から離れず眠れず、辛い出来事や現実を少しでも考えないように「ハンター✖️ハンター」の漫画を夜通し見る米津さん。
地獄の様な日々を過ごす米津さん。「ダイナマイト」も「頭を引っこ抜く」もどちらも「死」を連想させる。米津さんの心はとっくに限界を超えていて思考がもう「限界」を伝えてくれているようだ。
そんな「限界」な中でも絵を描いたり、曲を作ったり作品を作り続ける米津さん。私もこの頃1日中pcの前にいるが、彼も同じだという。一日座っていたりpc作業をしていると目も疲れるし、腰も痛いし肩も痛くなる。倹約家の彼は痛みが強い時にしか高級湿布「ボルタレン」は使わなそうだし、「ボルタレン」を使うあたり痛みも限界レベルを超えてるんじゃなかろうか。
最後の方の歌詞には、相手に対してはっきりと「終わりたい」ほどきつい。
けれども自分で終わらせることもできない。だから終わらせる言葉を教えてくれ。との「限界」を超えた米津さんの気持ちが伺える。
アベリアは、冬にも強く公園や道路沿いに数多く植栽されている
比較的強い花だそうで、花言葉だけではなくその花の特徴までも曲に組み込まれているような気がしてならない。
感電に出てくるのは「睡蓮」
「睡蓮」の花言葉とその背景
「清純な心」は水面に浮かぶ清らかな姿から、「信頼」は日々の規則正しいサイクルから、「信仰」は古代エジプトやインドで神聖視されたことから来ています。
「肺に睡蓮」の歌詞から読み取るに「肺は呼吸を担う臓器」で呼吸は生きるために、必要な行為。生きるためには「信頼」や「信仰」が必要だ、というように私には聞こえる。
トイパトリオットに出てくるのは「芥子(けし)」
「芥子」の花言葉とその背景
ケシ(芥子)の花言葉は「安らぎ」や「再生」です。 この花はその柔らかな見た目と、抗えない魅力から多くの人に安らぎを与える存在として知られています。 また、その一方で、生命の再生や新たな始まりを象徴する花としても、多くの場面で愛されてきました。
疾んだ
時間的経過が早いさまを表わす語。
永劫
未来にわたる長い時間。
「トイパトリオット」から伝わってくるのは、相手にとっては離れたくない人。だけどトイパトリオット本人に会う為には傷ついてでも離れなきゃいけない人とは離れなくちゃいけない。だけど好きな人を傷つけているのは僕自身。というなんともトイパトリオット本人のやるせない気持ちを明るい音楽で払拭しているような、そんな感覚になります。
ブルージャスミンに出てくるのは「ジャスミン」
「ジャスミン」の花言葉とその背景
ジャスミンの花言葉は「優美」「愛想のよい」「愛らしさ」「官能的」「好色」「幸福」「私はあなたについていく」「あなたと一緒にいたい」です。 ジャスミンの魅力的なイメージが「優美」「愛想のよい」の花言葉にぴったり。
好きな人を想う気持ちがギュッと詰められた「Blue Jasmine」。聴くたびに米津さんこんなことも想っちゃうの〜きゃわいすぎるぅ〜と勝手きゅんきゅんしちゃいます。お気に入りの歌詞はこちら。
サンタマリアに出てくるのは「仙人掌」
「仙人掌」の花言葉とその背景
「燃える心」「偉大」「枯れない愛」という花言葉は、サボテン(仙人掌)が砂漠などの過酷な環境におかれても枯れずに生育して鮮やかな花を咲かせることから付けられました。
「サンタマリア」では、運命の相手と繋がれた喜びと全てを受け入れていく覚悟のようなものが感じられます。米津さん本人が作成した絵本がとっても可愛くってお気に入りのPVです。
最後に
米津さんの作品の中には「花」だけでなく「果実」もたくさん出てくるのでまたまとめてみようかなと思います。そして11月には「Azalea」という新曲が発表されますね。「さよならのつづき」の広告動画で少しだけ聞きましたが、思わず涙が溢れてきそうになって米津さんの曲の中で1番好きな曲になりました。なので「Azalea」が発表されたらレポします。リリースが今から楽しみすぎる。いつも楽しみをありがとう。米津さん。
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