「まいぎり」で火おこし/小魚釣り
2023年7月11日
7月になって、4日目の午前3:00ころ、寝床にとどいてきたのは、ヒグラシゼミの声です。
「カナカナカナ」と、南側の小高い森から聞こえてきました。この森でのヒグラシゼミは初鳴きでしょう。ヒグラシゼミは杉や檜の多い森で抜け殻を沢山見てきました。ここにも多くの杉檜が有ります。これからは早朝と夕暮れに、ヒグラシゼミの大合唱が続きます。早朝はうるさくも聞こえますが、夕暮のヒグラシゼミの声は、一日の活動の疲れを癒やし、一日の終わりを告げているようです。
これまで何度となく野外活動をご一緒してきた、「冬いちごの会」の方々が、我が家の「のんきな家」にやってきました。夏休みのキャンプの準備です。キャンプの火お越しを手製の「まいぎり」で火を起こしてみたいと、手作りに家族単位でチャレンジです。
以前私の手作り「まいぎり」を見て、ポイントの話しをきき、回転させてみた経験から、どれが適した材料かを考え選ぶことから始まりました。親御さんが「手作りキットを買おうか」と聞くと、「全部自分でやりたい 作りたい」と言って、材料を買いに行ったそうです。作り始めると、「ここは、どうする」「こう切る」などと親子で、家族で、相談しながらの姿は、なんともいい感じの工作時間でした。
出来あがった「まいぎり」に、回転を掛けてみましたが、煙は出ますが火種は、なかなか出ません。火種が出来ないままで終わることは、寂しくもありました。そこで、薪割り爺さんが本気モードに入り、100回で火種が出来ると宣言をして、回転を始めました。100回目で回転止めて、回転受けを見てみると、ほんの少しの赤い火種が出来ていました。そこへ、麻紐とシュロ紐の火受けを当てて、少しずつ息を吹きかけました。小さな赤い火種が少しずつ大きくなり、「ボッ」と火受から炎が上がりました。歓声と拍手でした。
そして、次回は「流しそうめん」をやってみたいと言うことになりました。薪割り爺さんは、こんな事を思え描き、当日の始まりのご挨拶の時に伝えようと思っています。[里山の恵み+人の知恵]=[流しそうめん]です。里の恵みは、地域の方の竹藪から、孟宗竹と真竹を切らせてもう。(まいぎり作りの日に、全員でご挨拶に伺って、竹を切る許可をいただいた)
お湯を沸かす薪は、薪割り爺さんの薪を使わせてもらう。ここからは、子どもさんたちが知恵を出し合い、大人が助っ人になると言うことを。美味しい流しそうめんが食べられそうです。
以前に書いたことのある、堆肥作りのミミズの話しです。EM菌を入れて置いたら、魚釣りに使いたいミミズが増えなかったことをお伝えしたことがありまます。それが、EM菌を入れないで一年ほどたつとミミズが増え始めました。ところが気温上昇して来ると、堆肥作りの落葉などが腐り、臭いのと蚊より小さいさい蚋(ブヨ)発生してきました。ミミズを諦めてもう一度EM菌を入れることにします。分解菌や発酵菌や腐敗菌など様々な菌類を知り、暮らしを豊かにできたらいいですね。
母屋とのんきな家の周りの草刈を頑張りました。タンポポの花には、モンシロチョウやスジグロシロチョウが蜜を吸いに来ていました。カタバミの花にはヤマトシジミチョウが吸蜜に来ていました。地表には、ダンゴムシやヒラタシデムシやオオモンクロベッコウが見られました。それらの虫を食べに、庭先までハクセキレイが毎朝やってきていました。草刈後は、生き物が見られなくなり、ハクセキレイが来なくなりました。刈らない訳にいかないし。(除草剤はまいたこともありませんし、使おうと思ったこともありません)
庭の草が無くなったら、目立つのが薪棚です。自分が作り出した美を感じさせてくれます。
幼児とその母親のお役に立ちたいと愛棒(相棒)の「子育てサロン・ぶひぶひ」がありました。今回は、平井川の近くで行われたので、薪割り爺さんは小魚を釣り、子どもたちに見せることにしました。
オイカワとカワムツが釣れました。短めの釣竿に、釣り糸と3号の針をつけ、子どもさんに釣ってもらうことにしました。その前に、釣竿を持ってもらい、釣れている魚を上げてもらいました。
「自分で釣りたい人は、エサになる虫を川の石をめくり、つかまえてね」と伝えました。見つけ出しました「ヒゲナガカワトビゲラ」の幼虫を。この虫を針につけ、釣り糸をポイントの流れに乗せて、釣竿を渡しました。すぐに釣れました。
「どうして 釣れたのが分かったの」と聞いてみました。そうすると「赤いウキが流れと違う動きをして、手に何か重さが来たので上げてみた」と語ってくれました。スタッフの大人も釣ってみました。
釣れた時は、誰でもが笑顔になります。
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