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瞳フォーカスと森のようちえん

2023年3月11日

花粉症で外に出たくありません。窓ガラス越しに見える、杉の木の雄花が、まだ、沢山枝先についています。薪ストーブは、朝晩の冷え込みに対応しながら燃やしています。その薪運びは、朝食前に済ませます。午後は花粉の飛散量がものすごいことになるからです。

カメラの話し

デジカメのミラーレス『Z6』を使い始めて4~5年になりました。使ってみて「瞳フォーカス」が、子どもさんたちのスナップに威力を発揮してくれます。この間、Z6Ⅱ・Z7・Z9と更に進化をしています。ミラーレス用のレンズも同様です。それらを購入し、私の写真も進化したいのですが、高価すぎて手が出ません。そこで、フイルムカメラ時代のお気に入りレンズ、単焦点50㎜解放F1.4を、アダプターでZ6に取り付けました。戻ってきました。帰ってきました。森の中の子どもさんたち一人ひとりを、写真の中で、主役に立ち上げるシノキ写真が、です。便利な24~120㎜F4ズームレンズと使い分けをしながら、白黒写真を楽しんでいます。

3月の4~5日に、清里の森のようちえんに出かけてきました。春早い雪解け後の森でした。倒木あり、枯草あり、泥んこあり、つた植物ありのフィールドでした。子どもさんたちは、それぞれにそれぞれの居場所を見つけ、それぞれに、仲間と共に、遊びを創造し発展させていました。私たちスタッフは、それらの遊びの発展を手助けしたり、共感したり、鼻水をふいたりと忙しく動き回りました。そんな場面で50㎜F1,4のレンズ良さが発揮できる一瞬一瞬を、瞳フォーカスで写しました。
夜のお散歩は、暗い場所から草原の奥にライトを当て、光るシカの目を見たり、草原に寝転んだり、絵本の読み聞かせなど、夜であることを楽しんでいました。(写真は夜のスキー場のライト)

夜のスキー場のライト


*ちょっぴり思うことが

森で学ぶとか、森のようちえんで何か学ぶとか、ではなく、「海や山や森や川に帰ってきた」でいいのではないかと思うのです。そして個々の好奇心や探究心が動きだしたとき、自然は受け止めてくれます。森ようの子どもさんたちが、森で過ごしたように。

3月9日に「子育てサロン・ぶひぶひ」の開催日でした。
2歳児前後のお子さんたちとお母さんの参加です。面白かったのは、初めての参加のお子さんが、私の手をとり、行きたい方に指をさし、「じいちゃん じいちゃん」と呼ぶのです。私のカメラを持った姿が、お母さんの実家のおじいちゃんにそっくりだとかでした。

午前中は公園の遊具や砂場で遊びました。そこでも私の手に棒を持たせ、自分と同じように砂を掘れと、一緒に遊びました。午後は、公園のそばの川で遊びました。水は少なく、小魚もいませんでした。スナドジョウが3匹とれました。それが何だか分からなく、不思議そうに指を伸ばしてきました。ドジョウはツルリン・ポチャンと川に戻っていきました。他の2歳の男のお子さんは、本人の膝くらいの深さの川を走るように、動き回っていました。危なげもなく。全身びしょ濡れを、スタッフさんとお母さんで、着替えて帰ってゆきました。

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