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森のキャンプ:吾妻山連峰・兎平野営場にて

2024年7月29日~8月2日

20年ぶり10回目のテント泊。二家族さんとご一緒することができた。
設備は変わっていたが、森は20年前と変わらなかった。コメツガの中に、シラビソ・ダケカンバ・アオモリトドマツ・ゴヨウマツ・などの原生林の森がそのままだった。危険木として切られていたコメツガの切株で、年輪を数えてみた。樹齢130年だった。森の中には、自然と朽ち果ててゆく樹木も有った。年輪を数えることはできないが、コメツガの切株の太さと比較をして、考え想像をしてみると、その樹齢は、はるかに200年を越している様に見えてきた。
そうか、数百年ごとに樹木の世代交代が行われているのだから、20年間位では、何も変わらないのが、当たり前なのだ。人が森を切り開くことが無ければ。

 夜のテントの中にフクロウの声が聞こえてきた。目が覚めてくるころには、ウグイスとルリビタキのさえずりが聞こえてきた。コーヒーを入れ始めると、ホオジロやシロハラ(?)・ホシガラスも鳴きだした。おまけにモリアオガエルの声も聞こえてきた。自分が森の中に居ることの喜びを、体の細胞全体が受け止めてくれた。

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