森のセラピー『涼を求めて』
2022年8月12日
森のセラピー3回目 里山を歩く「涼を求めて」2022の7月30日に開催しました。
参加者大人6名
あきる野市にある都立小峰公園を10時に出発。当日も暑い日でした。山百合が咲き残っていた桜尾根から、目的地へ続く道すがらの自然観察を楽しみました。赤いタマゴダケに目が奪われたり、ヒノキの香りにうっとりと目を閉じたりと、暑さも忘れがちでした。急な階段の途中にも、2枚だけの花びらをピンクに染めて開花している「ハグロソウ」に出会いました。
大型冷房機の吹き出し口に立ったような冷風が、滝つぼの方から流れてきました。誰がいつほりぬいたのかは分からない、小さな岩のトンネルをくぐり抜けると同時に、目の前に金剛の滝が現れました。ヒンヤリとした空気感の中で、小さな滝つぼへ落ちこむ冷たい水に、身をゆだねことで一瞬ではあるが、肉体はもちろん頭の中も心の中もクールダウンがおこります。スーッと何かが変わったような気分を味わうことができます。参加者の皆さんは、全身ずぶ濡れになってこの感覚を味わってくれました。「うわー すっきりした」と。岩場に咲いているイワタバコの花は、子どもの様にハシャグ私たちを、微笑んで見守ってくれました。
真夏の猛暑日に、滝つぼで冷え切った体を、木漏れ日が暖めてくれました。自然の恵みを全身で受け取りながら、お弁当を美味しく味わいました。楽しみに持参してきたマイカップに、ドリップコーヒーが注がれました。
「もう一度ここへ来たい」と言い残し、冷風に感謝をしながら金剛の滝を後にしました。
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