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森のフルート

2023年4月15日

 今日は雨降りです。窓越しの、雨に濡れた新緑が、静かに鮮やかさを放っています。昨日は、20年近く使っていた薪棚が朽ち始めたので、新たにしました。この作業に体が良く動いてくれました。おかげで、今日は疲れています。薪ストーブは、4か所の薪棚の薪を全て食べつくしました。特に良かったのは、落葉広葉樹を薪にするときに、枝分かれの節の所は、割ることができません。そこで、薪ストーブに入る大きさの塊に、チエンソーで切り、2年間乾燥させました。薪ストーブの中で、ポコポコと長時間燃え続けました。薪ストーブを楽しむために、これからは、薪材集めと玉切りと、薪割りと薪積を楽しむことになります。どなたか一緒に楽しんでみませんか。
 

 夏鳥がやって来る季節です。その中に「アオバズク」と言う鳥がいます。新緑が青葉になるころにやって来るフクロウの仲間です。(アオバ=青葉・ズク=ふくろう) 深夜、眠り深き時「ホーホー」と、なにげなく聞こえてくるような気がしました。アオバズクが来たと思い、目を覚まし、その声を聴いてみると「ホッホッ ゴロスケ ホッホッ」と、フクロウの声でした。アオバズクがやってきましたら、又、報告しますね。夜の森で、その姿をみる事はかないませんが、鳴き声を聞くのもいいもんですよ。
 
 食べ物で楽しみなのは「アスパラガス」です。数年前に、裏庭に植えたものが、太いアスパラガスとなって、大地を割って伸び、空中に広がります。二本目からは、朝採れの旨いアスパラガスをいただいています。そろそろ芽を出すころです。それから、食べてからの報告ですが、シイタケとノラボウを少しのオリーブオイルで、ゆっくり炒めました。「美味しかった 旨かった」です。これらを育てるときに使う肥料は、腐葉土です。薪を作る時のチエンソーの切りくずも、落葉と一緒に腐らせます。腐葉土を早めるために、EM菌と釣りエサで余ったミミズを入れていますが、ミミズが増えるどころか、一匹もいなくなりました。ミミズはEM菌に負けてしまうのでしょうか。今年からは、EM菌を使用せず、ミミズだけを入れてみることにします。(カブトムシの幼虫がいることもあります)
 
 コロナの制約が解かれ、人の活動が活発なりした。薪割り爺さんも、何かと予定が詰まってきました。森のようちえんでご縁があり、その後「OOクラブ」となった皆さんと一緒に、思い出の森で過ごす時間をいただきました。中高生になっていた子どもさんたちは、将来への希望や夢に向かって、4月から具体的な道筋を歩こうとしていました。その他にも、愛棒(相棒)と二人で、私たちの活動に、お話しがほしいと、大学生になったあのお子さんから連絡があり、行ってきました。
そして、高知や埼玉での幼児さんたちの撮影も、再び始まりました。毎日を生きております。感謝と同時に健康管理が大切です。今16:50にウグイスが鳴きだしました。雨が上がるかもです。

 薪割り爺さんが、言葉を並べたものに曲をつけて、歌っている方がいます。人様のつながりから出会った曲作りの歌姫です。薪割り爺さんは、なんでも我流でやってしまいます。写真もそうです。

お話とか文作りは大の苦手どころか、困難極まります。その困難極まりのままに我流で言葉を並べてしまったのです。歌姫が、その詩をデナーショウで歌ってくれました。愛棒と数回出かけました。その楽団の中に、フルート奏者の方の音色もあり、ソロもありました。そのフルートの音色が脳の中で森と交り始めました。過去であるあの時に、中判カメラをリックに積め、ブナ原生林をさまよった四季のブナの森に、フルートが流れ出したのでした。「森のフルート」を書いてみました。

森のフルート

夜の森に
よこなぐりにたたきつける 雨
 
雨は ブナの枝先で 氷になりつづけ
雲は 日の出とともに 消えた
 
枝先の氷は 陽射しに キラキラと輝き
シャリシャリと おちてゆく
 
その時 フルートのメロディーが 森にながれた
 
ブナの森は
美しさにみちあふれ
美しい時が止まり 
美しさに歌い
 
ブナの木の芽は
冬の眠りから目を覚まし
 
みずみずしく 春を 告げてくれるでしょう
柔らかな緑で 春を 伝えてくれるでしょう


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