【3000文字チャレンジ】ターニングポイント
3000文字チャレンジ 第126弾‼️【書くということ】
自分の思考を文字に移すことに成功した時ってめちゃくちゃ快感ですよね?多分私の脳内ではドーパミン祭りが起きているはず(笑)
そして、『書くこと』って面白い(///∇///)
『絵を描くこと』とは違い、色やタッチを使い分けているわけではないのに、完成した文字の羅列にはそれぞれの個性が出ているのが何とも興味深くて…。
『書くこと』は私にとって自己表現の手段。絵は小学生レベル、更に思考を瞬時にまとめて言葉を口にするのが苦手な私にとっては『文字はトモダチ』なのです。
↑↑↑ん?どっかの漫画で似たようなフレーズを聞いたことがあるような( ̄▽ ̄;)
そんな私の原点は小学5年生の一学期…、担任の先生からの誉め言葉が全ての始まりでした。高学年になれば必ずしも『先生=絶対』という図式が成り立つワケではありませんが、この時の一言はその後の私に大きな影響を与えることとなりました。
良かったら当時の話を聞いてください(^-^)/
「スズキ(私の旧姓)‼️ これ凄いな‼️」
ゴールデンウィーク明けの5月の教室、クラスのみんなの前で私のことを思い切り誉めてくれたのは新担任のウメダ先生(仮名)。
当時30歳の男性教諭でした。
連休中の宿題として「原稿用紙を5枚以上使って、何でもいいから好きなものを書いてきて下さい」言われたので、私は一編の童話を書いて提出。童話を書こうと思った理由は「ただ何となく…」でした。それが先生の目にとまり、想定外の高評価に‼️
原稿用紙10枚を使って書き上げた童話には、今までもらったことのないような『特大はなまる』をつけられ、更に『たいへん よくできました』のハンコが5つ並んで押されていました。
多分、クラスの中で一番驚いたのは私のハズです(笑)
(え? 私はもしかして文章書くのが得意なの⁉️)
勉強は中レベル、運動神経ゼロ、更に色んな面で不器用…。当時、胸を張って得意と言えるものが何もなかった私は、しばらくの間、この展開を信じることが出来ませんでした。
教師に誉められ過ぎると、場合によってはひんしゅくをかう恐れもありますが、この時はクラスメイトもつられて(笑)絶賛‼️ その後2年間、私は『文章書くのが上手い人』という立ち位置を得ることができました。
ちなみにこの時の童話『金のたね(種)』というタイトルで主人公の名前は『ハンス』でした。
ハンス…ベタですよねヾ(≧∀≦*)ノ〃 超ベタ!! 多分『童話内ネームランキングベスト10』(いや、ベスト5?)に入っているのでは…。
そして肝心のストーリーは?というと…
「正直もので真面目なハンスは、悪魔に連れ去られたお姫様を救出に行く途中、親切にしたおじいさん(実は魔法使い)から金色に輝く不思議な種を貰います。そして変幻自在に形を変える種に何度も助けられながらピンチを乗り越え、無事にお姫様を取り返し、2人は結ばれる…」というストーリーです。
うーん、どっかで聞いたことのある童話を何個か足してその数で割った感じの内容でしたね。 多分コピペチェックしたら大変なことになりそう┐('~`;)┌
今、思うと先生の評価はかなりの大サービスでしたね。しかし書くことに自信がついた私は、作文コンクールの案内が来ると積極的に挑戦するようになりました。
ただしこの『栄光』は小学校時代だけで終わってしまいましたが…。
中学1年生の時、別の小学校から来たスギモトさん(仮名)という女子と同じクラスになりました。
「スギモトさんってね、作文が上手なんだ。5年生の時に『全国小学生▲▲作文コンクール』で賞に選ばれて東京まで行ったんだよ。表彰式で巨人軍の選手のサインボールもらったんだって」
仲良くなった女の子からスギモトさんの情報を聞いた時の私の驚きと言ったら…(;゜0゜)
実は私、その作文コンクールにエントリーしたのです。うん、橋にも棒にも引っ掛かりませんでした。(じ、実は自信があったんですけどね)
ハンスの話がウメダ先生に誉められたくらいで彼女に対抗できるはずがありません。何かあれば「文章はスギモトさん」になるのは当然の流れ。こうして私の作文に対する自信はあっけなく消えていったのです(/。\)
しかし私には2度目の転機がありました。今度は高校入学後のことです。
第一志望の県立高校は不合格となり、二次募集で私立女子高に滑り込んだ私は、そこでエミちゃん(仮名)という女の子と出会いました。
「私ね、小説を書いているの」
感想を聞かせて欲しいというので、そのノートを借りて読んでみました。
主人公は自分自身をモデルにした女の子で名前も一緒。その『エミちゃん』が運命的に出会う男の子の名前は少○隊の錦○一清くんと一字違い。
えっと、ごめん…面白く…なかった。(もちろん言葉は濁しましたが)
理由の一つは『主人公に何一つ困難が起きていない』からなんですよね。多分、主人公は自分の分身だから『大好きな錦○くんと何かトラブルがあるなんて悲しい…』という気持ちからだと思うのですが…。その代わり不幸な目に遭うのは周りの登場人物ばかり。これではストーリーに感情移入できません(これは彼女に指摘しました)
小説は微妙でしたが、エミちゃんは私にもう一度文章を書くきっかけをくれました。
『同年代が主人公のライトな小説』は読むだけでなく、書いてもいいのだと気づかされ、私はエミちゃんと一緒に執筆活動を始めました。時には大学ノート数冊を使って大作(笑)を完成させたことも…。
「スズキの小説、面白い‼️」なんて友達に言われるとお世辞でも嬉しかったです。どんどん調子に乗り、授業中もこっそり執筆していましたね(笑)
初めて完成させた『同年代が主人公の小説』はこんな感じです↓。
「高校を半年で中退した主人公は、親友だと思っていた友達から距離を置かれ、両親とも上手くいかない毎日。そんな時『ひょん』なことからある男性と急接近。彼はあるバンドのギターリスト。実は主人公が密かに憧れていた存在だったのです。上手くいきすぎている展開にとまどいながらも、どんどん親密になる2人。でも彼には主人公に言えない秘密が…」
エミちゃんに指摘した手前、こちらの主人公にはいっぱい苦しんでもらいました(笑)。でも当時の私はバンドブームにどっぷり浸かっていたため、相手役の男性のモデルはスト○ートスラ〇ダーズの蘭〇という『オマエ、人のこと言えないだろう』状態(ー。ー#)
今、読むのは死ぬほど恥ずかしいので、永遠に封印しました。
高校卒業後は再び「書くこと」から遠ざかりますが、20年くらい前の専業主婦時代に古いワープロ(!)を引っ張り出し、「公○ガイド」片手に小説をちょこちょこと書いていたこもありました。
自費出版系に「160万円で出版しませか?」と騙されかけたことも今となってはいい思い出(´д`|||)
やっぱり私、『書くこと』が大好きなのですね(⌒‐⌒)
そして現在…、
2年前、パソコンを少し操作出来るようになったので、勢いで『シュ○ティ』に登録(現在は退会済み)。自分の文章がwebサイトに載った時には思わず声を上げてしまいました。
更にドキドキしながらTwitterを開始。本来なら会うことのなかった沢山のライターの方たちと繋がれて、新しい情報を得たり、刺激を受けたりする毎日です。
そしてこの3000文字チャレンジの存在を知ったのは偶然目にしたツイートです。何回かエントリーさせてもらい、高校時代にエミちゃんと一緒に小説を書いていた頃を思い出させてもらいました。
終幕は寂しい。でもそれ以上に感謝の気持ちがいっぱいです。
ありがとう3000文字チャレンジ。私はこれからも書き続けます。
そして、またどこかで("⌒∇⌒")