【エッセイ】『食い』改めよ‼️
先日、中3の次女が学校から「給食予定献立表」をもらってきました。3月分ということで、これが学校生活において最後の給食となります。
「時間内にちゃんと食べられるかな」と心配だった小1の給食から早9年。振り返れば本当にあっという間でした(*´∀`)
卒業式前日の3/11。最後の給食メニューは
赤飯(ごましお付き)、牛乳、鶏肉の唐揚げ×2、沢煮わん、そして「お祝いケーキ」
いやぁ、最後の晩餐…じゃない最後の給食ということで豪華だな(『沢煮わん』がよく分からないが)…と思ったのですが、長女が「あれ? カレーじゃないんだ?」と言ってきました。自分の時代は3年間そうだったらしい。
当の次女も同じように思っていたらしく、唐揚げは捨てがたいが、どちらかといえばカレーの方が良かったとのこと。
やはり時代が変わっても給食のカレーは人気ですなー(*≧∀≦*)
私も給食のメニューがカレーだと、こっそりテンション上がっていましたね(笑)。中学時代「これって本物のカレーじゃないよね」って言いながら食べていた『頭のいい』バカ男子が同じクラスにいましたが、あれは『給食のカレー』という名前のカレーだと思うのですよ。
9年間も給食を食べていれば、人は何かしら思い出がありますよね。今回は懐かしい気持ちになった勢いで給食について書かせていただきました。
給食がイヤ‼️…私の小1時代
いきなり嫌な思い出から始まりますが、小1の給食は私にとってただただ苦痛な時間でした。
時間内に食べなければいけないプレッシャーだけでもキツイのに、その中に苦手なものがある時の絶望感と言ったら…((((;゜Д゜)))
その中で今でも覚えているワースト1メニューは「春雨サラダ」でした。
この春雨サラダ、みかんが入っていたんですよ。何故かそれが許せなくて私は口に入れたくありませんでした。(ちなみにみかんと春雨サラダ、それぞれ単体ならOK) これって「酢豚にパイナップル」が許せない人と同じ気持ちなのでしょうか?私、こっちの組み合わせは大丈夫ですけどね。
文字にして改めて見直してみると、これってただのワガママですね。でもあの時は本気でイヤだったんです。
当時の担任はどうだったかって?
はい、めちゃくちゃ叱られました。
地獄の沙汰も担任次第
小学校低学年時において給食の時間が楽しくなるか苦痛になるかは、担任によって大きく変わると思います。
件の「みかん入り春雨サラダ」、なかなか口に入れることのできない私に向けた担任(BBA)の冷たい視線…今でも忘れられません。
泣きそうな私に見せつけるように、使用済みの食器が入ったカゴを持って教室を後にしたことも…。(その後のことは覚えていません。いや、むしろ全部忘れたほうがいいのですが…)
このBBA、この年度を最後に定年退職が決まっていたので、2年生の時は別の男性教師が新担任となりました。
よかったぁぁぁ\(^o^)/
2年生になると、人並みに食べられるように(時にはそれ以上)なったため、給食は苦痛の時間ではなくなっていました。
でも、新担任の影響は間違いなくありましたね。新卒でやってきた先生は優しくてみんなの人気者。地獄から天国とはまさにこういうことだ…としみじみ感じた小2の私でした。
長女が小学校へ入学する時、「給食の完食を強制することは体罰のようなものだから、最近はそこまで厳しくないよ」という情報を先輩ママから仕入れました。
よかったぁぁぁ\(^o^)/(その2)
…なんて思っていたのですが、現実はどうやらそんなに甘くはなかったらしいです。
長女の担任BBA 、食べられない子達への強制はもちろんですが、長女は予備の箸が割箸だっただけで「環境破壊だ‼️」と怒られたとのことでした。(数年経ってから教えてくれました)
おい、企業の業を小学一年の娘に押し付けるなι(`ロ´)ノ
ちなみに次女が小1の時は、完食の強制や理不尽なお怒りはなかったとのことでした。まあ、ちびっこの集まりなのでハプニングがなかったワケではないでしょうが、基本平和だったらしいです。担任が違うとこんなに変わるのですね。
『給食のカレー』食べ方はどっち?
小学2年生以降、給食への恐怖はなくなり、むしろ楽しみな時間になっていた私でした。
やっぱりカレーが一番大好き。他にはシチューや麺が妙に太いナポリタン。デザートでは「マプリン」という半分凍っている白いプリンが出るとテンションが上がりました。
そんな私でしたが、小学5年生の時に、私のカレーの食べ方が周りの女子たちと違うことに気がつきました。
私はご飯にカレーを全部ぶっかけて食べていたのですが、他の子は皆、スプーンでカレーをすくって、ご飯にちょこんと乗せて、それを口に持ってゆきます。以下繰り返しです…。
(あれ? みんないつの間に…?)
私は自分のゴーカイな食べ方(…と言っても、こっちが普通かと)が急に恥ずかしくなり、不本意ですが、次のカレーから同じ食べ方をするようになりました。
そんな話を長女にしたら「あれはご飯皿にカレー汚れがつかない為だよ」と教えてくれました。だから自分も『ちょこちょこ食べ』をしていたとも…。
え? そうだったの!?
でもちまちま食べは面倒くさかった。やはり私は一気にかけて食べる方か好きでしたね。それなのにできなかった気弱な私(/。\)
パンよ お前もか‼️
今の給食って主食はご飯という日がほとんどで、パンやソフト麺は大体週1くらいです。私の時代はパンの日が圧倒的に多かったのですが…。そのパンを種類別に比べると「コッペパン>食パン>その他のパン」という感じでしたね。
そのコッペパン…女子の皆さんはこちらの食べ方もいつの間にか変えていました。パンを小さくちぎり、少しずつジャムやマーガリンをつけながら食べているのです。
私はコッペパンを横から指で割き、いわゆる「ひらき」の状態にしてからジャムやマーガリンを投入していたので、これまたびっくりでした。
みんな『お上品』になっちゃって…(゜〇゜;)
自分はそんなガラじゃない…と思ってはいましたが、結局は「右へならえ」。
このコッペパンの食べ方…他のみなさんはどうしていたのでしょうか? 個人的はやはり面倒でした。
給食って凄い‼️
このトシになると、給食が懐かしく思えます。お皿を汚して申し訳ないですが、やはりあのカレーをご飯にぶっかけてもう一度食べてみたいです(笑) あぁ、今なら「みかん入り春雨サラダ」も試してみたいかも(笑)
都会には学校の教室を再現し、給食メニューを提供するお店があると聞いたことがあるということですが、これって私と同じ気持ちの方が多い…ということですよね(⌒‐⌒)
よくよく考えてみれば、ホカホカの汁物やご飯を普通に教室で食べていたことって凄いと思いませんか?
10年前の東日本大震災で給食センターが津波被害に遭い、しばらくはメインのおかずがハムやチーズという「簡易給食」に。この時は通常の給食に対し、更なるありがたみを感じないわけにはいきませんでした。
そんな給食にお世話になるのもあと少し。4月からは毎日お弁当を作ることになります。大きな声じゃ言えないがちょっと面倒(>_<)
中3なので、もう食育どうこういう年齢ではありませんが、残り9回の給食…味と温かさをしっかり感じ取ってきてほしいです(*´ー`*)