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『読み聞かせ』はしたけれど…

    先日、TwitterのTL に『小さな頃から熱心に読み聞かせをしたからといって、必ずしも読書好きになるわけじゃないよね?』的なツイートが流れてきました。

  はい、激しく同意です( ̄0 ̄)/☆

   我が家には5歳差の姉妹がおりますが、同じように読み聞かせをしていたにも関わらず、長女(21)は活字好き、そして次女(16)は活字嫌い…。

  まあ、それはそれで面白いのですが(´Д`)

   そんなワケで今回は『我が家の読み聞かせの思い出』を忘れないうちに記録しておこう…と思い立ち、このnoteにまとめてみました。

…とは言っても、現時点でかなり忘れていることあるだろうな( ̄~ ̄;)

    読み聞かせをしてきた方も、そうでない方も、現在読み聞かせ真っ最中の方もよろしければどうぞ\(^_^)/

母である私の読書ヒストリー

    私の母は当直勤務のある看護師でした。更に家事を手抜きしない人だったのでいつも忙しく、絵本を読んでもらった思い出はそんなに残っていません。

   ただ、家に置いてあった絵本の一部は覚えています。

 『たろうのおでかけ』『ふうせんのおしらせ』『海』『しずかなおはなし』『ぴかくんめをまわす』『おやすみなさいのほん』(出版社は全て福音館)

   この中では『ふうせんのおしらせ』が一番好きでした。ふうせんが春を告げるだけのお話なのですが、最後の『ふうせん大集合』のシーンを見るために、何度もページをめくっていましたね(*´ω`*)

  もう一度読みたいのですが、この絵本は現在出版されていないようで…(´;ω;`)

   そんな私は小学生になり、 クラスでは一応読書好きキャラで通ってはいましたが、読んでいた本の95%は江戸川乱歩(正確に言うとポプラ社の『少年探偵江戸川乱歩全集』)という『超・偏食』ぶり(σ≧▽≦)σ

  これは完全に兄の影響でした。ちなみに私の『初・乱歩』は『夜光人間』です。

  アラフォー以上の皆様、覚えていますか?こんな背表紙を↓

画像1

そして裏表紙↓(トランシーバーでかっ!!)

画像2

   少年探偵団の小林君が大好きで、彼の活躍をワクワクしながら読んでいました。少年でありながらピストルを所持するわ、車の運転も当たり前のようにするわ…で今ならツッコミ所満載ですが(σ≧▽≦)σ

   ちょっと前に図書館へ行った時、このシリーズが並んでいたので思わず借りてしまいました。いやぁ懐かしい(#^.^#)  今でも子供たちに読まれているのですね。でもスマホ世代の現代っ子にこの話の面白さが通じるのかな?…と勝手に心配しておりますが(;・ω・)

     私の『偏食読書』ぶりは大人になった今も変わりません。一度気に入ったら同じ本を何度でも読みまくります。その結果、文庫本が2つに割れてしまったことも(;゜゜)

   読書は好きですが、 読書家を名乗るには読んだ本のバリエーションが少なすぎる私です┐('~`;)┌

長女の読書ヒストリー

    最初の子供ということで、読み聞かせはめちゃくちゃはりきっていましたね。自分が小さい頃に読んでいた絵本は入手可能であれば購入して(『ふうせんのおしらせ』も読んであげたかった!!)妊娠中から準備していましたから(笑)

    小学校低学年の頃は、それなりに読書をする子供でしたが、どうやら長女も同じ本を何度も読む傾向が…。  血筋ですかねぇ。

   そんな娘は小1の頃、同じ本ばかり読んでいて担任に怒られたらしいんですよ。信じられます!?「はっ!?」ですよね? 「ナニソレ怒るところですか(*`Д´)ノ!!!!?」と言ってやりたかったです。しかしそれを聞いたのは数年経ってからのことだったので、何の抗議もできませんでした。長女よ…、きっと親には言いにくかったんだろうな( ´△`)

     小学校時代は音読が毎日の宿題で、『音読カード』を使用していたのですが、その中に読書量(タイトルとページ数)を記録する欄があったんですよ。同じ本を繰り返し読めば、そりゃ増えませんがな(´д`|||)
    だからといって量だけで判断するのは教育者としてどうかと思います(# ̄З ̄)

  それにしてもあの時、よく本嫌いにならなかったもんだなぁ…。

   そして長女の『読書ヒストリー』は大体こんな感じです。

・小学校低学年『ルルとララシリーズ』期

・小学校中学年『黒魔女さんが通る』期

・小学校高学年『さくらももこ』期

・中学生『真夜中のパン屋さん』期&『図書館戦争』期

・現在『マリーアントワネット』(伝記やら考察本やら…)期

    特にさくらももこさんの作品は、当時小5の娘に大きな影響を与えました。きっかけは夏休みの家族旅行。その時たまたま寄ったBOOKOFFで『もものかんづめ』を見つけたのが始まりです。

  ちなみにこの本を見つけたのは夫。

  「お前ら最近『ちびまる子ちゃん』観てるけどこんなのあったぞ」と軽い気持ちで購入したのですが、旅館で読んだ娘が大笑い&大ハマり。
   夏休みの間に彼女の著書はほぼBOOKOFFで揃えました。全て108円。ありがとうBOOKOFF。そしてこのBOOKOFFに『もものかんづめ』を売ってくれた方、誰だか知らないけれどありがとう(●^o^●)

    娘はその後、さくらさんの生き方や考え方、しまいには作文の文体まで影響を受けまくり…(笑)。実は当時、女子の人間関係に悩んでいたんですよね(/。\)。そんなワケで、長女はランドセルに入れた本をお守り代りにして登校していました。あの頃は、さくらももこさんがいたから学校に行けた…と言っても過言ではありません。

   そして長女、高校入試の面接で『尊敬する人は?』の問いに「さくらももこさんです!」と答えています。試験終了後「この答えが原因で落ちるなら上等!」と言っていました(苦笑)。あ、合格しましたけどね。

   このnoteを書くにあたって「あんたの中で一番好きなさくらももこ作品って何?」と聞いたら暫く考えこんでいました。

「う~ん、『まるこだった』かな」

  さくらももこさんは2018年にお亡くなりになりましたね。訃報を知った長女は暫く放心状態でしたが、自分なりにこの悲しい事実を受け止めたようでした。

  さくらももこさんには感謝してもしきれません。改めてご冥福をお祈りいたします。

次女の読書ヒストリー

「お母さん、ごめん。私、実は活字が嫌いなんだ」

   この言葉を聞いたのは娘が中学生の時でした。  別に驚かなかったし、がっかりもしませんでしたよ。何となく読書に対する姿勢が長女と違っていましたから…。 言われれば本を読んでいたし、小学生時代の『音読カード』は結構びっちりだったのですが、なんか違う…(゜_゜)

  中学校ではさすがに『音読カード』はありませんが、『朝の10分間読書』はありました。「さて、この本嫌いにどんな本を勧めようか?」が卒業までの課題でしたね(笑)

    そんな次女はイラストを描くことが大好きで、夢中になると寝食を後回しにするほどです。

    読み聞かせ時代に次女は『かがくいひろし』さんの絵にめちゃくちゃはまったのですが、この頃から『おはなしよりも絵』だったのかもしれません。何せ長女のお下がりのキッズ携帯で写真を撮りまくっていたほど(笑)

  しかしですね、実は次女にも好きな本はあるのです。『本好きが勧める本』よりも『本嫌いが勧める本』の方が興味ありませんか?(笑)

それはコチラです↓

    リフォームの際、結構な数の本を処分したのですが、次女は彼の本だけは残し、きちんと本棚に入れています。

    次女が活字嫌いを言い出せなかったのは、『子供は皆、本好きでなければいけない』と思っていたから…のようで(゜ロ゜;ノ)ノこれは親の私が反省しなければいけないことでした。

  個人の考えですが、「別に活字嫌いなら嫌いでいいじゃん」と思っています。色んな子がいて面白い("⌒∇⌒")

   そして中学を卒業した次女は活字とはおさらばしてYouTubeばかり観ています(((^_^;)

  …ということで、『小さな頃に読み聞かせをしたからって、必ずしも読書好きにはならない』を力説させて頂きました。サンプルはたったの2つですけどねヾ(≧∀≦*)ノ〃