【エッセイ】これだから女は…(ママ友編)

 現在、長女23歳、次女18歳。そんな娘たちを育てた私は51歳(でも気持ちは20代😅)

 振り返ると、『子育て』と言われる期間はあっという間だったような気がします。

 娘たちの幼稚園、小学校、中学、高校時代(次女はまだ高3ですが)……本当に色々ありました。そして幼稚園~小学生時代の2人は特に可愛かった。

 今は生意気ですけど( ̄з ̄)

 この間「あの頃のアンタたちはメチャクチャ可愛かったのに、何で今は……」とブツブツ文句を言ったら、「じゃあ、この(成長した)外見で、昔のような(可愛い)対応して欲しいのか?」と長女に反論されました。

 う~ん、それはノーサンキューだわ。

 タイムマシンに乗って、あの頃の娘たちにこっそり会えたら嬉しいですけどね。  

 ただし自分あなた自身があの時代に戻りたい? なんなら戻してあげてもいいよ」と神様に聞かれたら、丁重にお断りする予定です。

 無理!当時は勢いで駆け抜けましたが、もぉぉぉぉ無理!!

 かけがえのない思い出はたくさんありますが、面倒なことも多々ありましたからね。ホント『勢い』大事ですわ。

 そんなワケで、色々ありながらも『何とか駆け抜けた子育て時代』を振り返って、只今育児奮闘中のママさんたちに役に立つアドバイスができれば…と思い、この記事を書かせて頂きました。ただし、優等生的なことは一切書いておりません。例えるならば重箱の隅をつつくような内容ですが、よろしければお読みくださいませ。



上から目線アドバイス①『悪口や噂話には注意するべし』

 へ!? それ↑って巷によくあるアドバイスじゃん…とお思いでしょうね_(^^;)ゞ

「他のママの悪口は言わない。もしも悪口を言っている場に同席してしまったら、同調せずに『へぇ~、そうなんだ?』などの『初めて知りました』的な表現で逃げ切れ」という対処方はよく耳にしますから…。

 私も基本はそうしています。嫌いなママは過去に数人ほど存在しましたが、あとのことを考えて在園中は極力抑えていました。

 ……が、一度だけ上記想定外の結果になったことがあったんですよ。

 長女の幼稚園時代に、その場にいない保護者のネガティブキャンペーンを頻繁に行うワダさん(仮名)というママがいました。親だけでなく、子供のダメ出しもしていたなー。

 この人、きっと私のいない所では、自分たち親子のことを色々言ってるんだな…と思っていましたけどね。他のママも同じことを言っていました。

 そんな人にウッカリ本音なんか言ってしまったら命取りですから、上記↑の『ふ~ん、そうなんだ?』的な返しで乗り切っていましたよ。

 そのハズでした(((・・;)

 ある日、私とワダさん、そしてもう1人のママと園庭で雑談をしていたんですが、ワダさんは某ママのネガティブキャンペーンを始めたんですよ。

 ちなみに私、そのネタは以前別の場所で聞かされていました。

 (それ、前にも聞いたわ)

 ……なんて思っていたのですが、なんとワダさん、私に向かってこんなことを言ったんですよ。

「だよねー?」

 ……と(((((゜゜;)

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?

 それはまるで私に『確認』するような口調でした。これって聞く人が聞けば、まるで私が『噂の出所』だと思われても不思議じゃない状態!!

 (オマエが言ってきたことだろっ💢)

 これを書いている現在なら「やだなぁ、ワダさん。それワダさんから言ってきたことじゃないですかぁ」のような切り返し言葉を思い付きますが、当時は想定外過ぎて適切な言葉がうまく出ませんでした。勿論「えっ?」とは言いましたけどね。

 いい大人がなにやってんの? とは思いますが、幼稚園~小学校時代は、見た目は大人で中身は小学生女児の『逆コナン』ような母親に出会う可能性は高いです(´ロ`ノ)ノ

 その間は、日頃の行いと適切な言動で自分を守り、悪口や文句を吐き出す相手は、きちんと厳選しましょうね(笑)

上から目線アドバイス②『よその家庭の教育に口出しをする人がいたら、とりあえず右から左に流しておこう』


 命に関わることでもないのに、他人様の家庭に口を出す人って、本当に不思議です。

「えっ? そろばん習わせてるの? やめさせな。そろばんやっている子って、だんだん学校の勉強ができなくなるんだよ」

 これ↑は私が実際にママ友(現在縁切り済み)から言われた言葉なんですよ。

 なんか右脳がどーの、左脳がどーのって言ってたな。やめさせる気ないから聞き流していたので、イマイチ覚えていませんが……。

 ただただムカついただけ(*`Д')

 また、別のママ友は、幼稚園時代に先輩ヅラしたママから『習い事なんて子どもが可哀想! この時期は親子でキャッチボールをしたりするスキンシップの方が大事だよ!』なんて諭されたことがあったそうです。

 しかし、その『先輩ヅラ』ママ、あんな力説をした後で、実はしれっと息子にピアノを習わせていたんですよ! 子ども同士の小学校が別々だったので、分からないとでも思ったのでしょうか? 友人はメチャクチャ怒っていました。

 しっかりした教育方針を持っていたとしても、時と場合によっては方針転換を考えることだってあるでしょう。子どもの才能は十人十色……それは仕方ないと思います。

 価値観を押し付けるようなこと言わなければ…ですが。

 『言った側』は忘れているかもしれませんが、私や友人のような『言われ側』は時間が経っても結構覚えているものです。

 それらを『個人的な考え』として雑談に盛り込むならともかく(カチン💢とはくるかもしれませんが)、『価値観ゴリ押し話』は右から左へ聞き流していいんじゃないかと……。

 しがらみの度合いによっては簡単にいかないかもしれませんが、コイツらは何の保証もしてくれません。自分の方針を大切にしましょう。

 そうそう、『そろばんをやらせると学校の勉強ができなくなる』という情報ですが、教室には学校でも優秀なお子さんが何人もいたので、私はガセだと思っています。

上から目線アドバイス③『何かしらの勧誘は覚悟しておきましょう』


 母親関係を通して、私が過去に勧誘された内容を思い出し、書き出してみました↓

①当時、同じアパートに住んでいたママ(挨拶する程度だったので『ママ友』とは言えない)は、某宅配飲料の仕事をしていたらしく、ある日突然、瓶入りの牛乳を持ってきて、「サンプルです♥️」と営業してきた。(→「予算の都合で…」と断りました)

②元会社の同僚だったママ友から「アロママッサージ」に誘われ、行ってみたのはいいが、そこはネズミ講のような(アムウ○イではない)のようなビジネスがバックだった。『市販品は子どもに毒』と情報を叩き込まれ、自然派の洗剤やシャンプーのビジネスを勧められる(←「旦那がそういうの嫌いなんで、怒られちゃいますぅ」と夫をダシに断りました)

③育児サークルで一緒だったママから「育児環境に関するアンケートに協力して欲しい」と言われ、指定された待ち合わせ場所に向かうと、某政党の方々が待っていて、何故か活動協力をする話になっていた。(←一緒に参加したママ友が「私たちはアンケートに来ただけで、そんな話は聞いていません!」とハッキリ言ってくれた。その後、誘ってきたママ友はサークル脱退)

 懐かしいなぁ(嘘)

 そうそう、郵便局パートを始めたというワダさん(前述の《ネガティブキャンペーンガール笑》)と運悪く遭遇してしまい、『私から年賀状を買って』と言われたこともありました。これは……仕方なく買いました(^_^;)))

 子どもが絡むと何だか断りづらいですよね。私は気が弱い方なので、色々大変でした。

 そんな中で、自分史上一番ムカついたのは、生保レディになって私の前に現れた育児サークル時代のママでございます。

 モトハシさん(仮名)は私よりも1つ年上で、上の子同士の年齢が一緒でした。

 サークル時代、表面では仲良くしていましたが、乱暴な我が子を放置して雑談ばかりしている彼女には、複雑な感情を抱いておりました。

 口癖は『男の子だから』

 (だったら、もう少し注意して見とけよ💢)

 …と、何度思ったことか。

 サークルが解散し、ある日突然モトハシさんが私の家にやって来たのは、長女が15歳になった頃でした。『今頃何の用?』という気持ちは顔に出さず、一応スマイル。

「久しぶり! 私○○生命で仕事始めたんだ。近くまで来たから」

 (げっ!!)

 この時の私は世間話をしながらも、『保険は既に県○共○に入っていること』『応援はするが、協力はできない』ことをやんわりと伝えました。

 モトハシさんは「じゃあ、もしも保険に入りたい人がいたら紹介してね」と言い残して、その日は帰って行きました。

 いやいやいやいや…自分が入っていない保険会社を誰が紹介する!? 百歩譲って「○○生命を検討しているんだけど、誰か知り合いいない?」って言うなら考えてもいいが(いねーよ)

 モトハシさんが帰った後、私はパソコンを起動させて検索欄『生保レディ 友人』と入力しました。

 そうしたら出るわ出るわ(苦笑)

 特にYah○○!知○袋。

・最終目的は生保レディへの勧誘
・そのうち上司を連れて家に来る
・イベントには間違っても行くな。複数から圧力かけられる

 …などの有益情報がたっぷり詰まっていました。

『やっぱりなー』っては思いましたよ。だってモトハシさん「知り合いから(生保レディの仕事)に誘われて、何度も断ったんだけど、あまりにも熱心だったから…」って訪問のネタばらし的なこと言ってたし…。

 知らんがなっ!!

 一応遠回しに断ったが、アイツは絶対来るだろうな…と思いましたよ。

 そして…
 
 一週間もしないうちにヤツはまた来ました💢 頼んでもいないのに勝手に作った見積りを持って…。更に数日後、帰宅してポストを覗いてみると、モトハシさんと会社の所長の名刺が……。

 はいっ! 上司キターーー!! 

 その夜、モトハシさんからメールが届き、そこには『昼間、所長と一緒に訪問しましたが、留守で残念でした。○日にイベントがあるので是非来て下さい』という文字が並んでいました。

 イベント……

 ○恵袋の情報とびっくりするくらい一緒でした。

 ネットの世界に感心する一方で、勝手に私をカモにして話を勧めるモトハシさんに対し、怒りの感情があとからあとから沸いてきた私。メールをもらった直後、私は生まれて初めて着信拒否の作業を行いました。既に関わりは薄かったので、特に躊躇はしなかったです。

 着信拒否をしても履歴は残るらしく、私のガラケーには2回ほど彼女の名前が残っていました。

 あれから約7年。共通の知り合いから聞いた話によると、モトハシさんはまだ生保レディを続けているそうです。離職率が高い世界で何年も頑張っている所だけは素直に感心しました。

上から目線アドバイス《番外編》『旦那さんの目撃情報をいちいち報告する勿れ』

 
 改めて文字にしてみると、いやぁ、色々あったな~としみじみ(笑)
 
私のこの経験が、これからママ友界隈にデビューする皆さんのお役に立てれば嬉しいです。

 そして最後の《番外編》は重箱の隅の隅をつつくような内容なんですが、覚えておいて損はないかもしれません。

 
 娘たちが通っていた幼稚園は園バスがないので、送り迎えを通して何人かのパパさんの顔も分かるようになりました。

 そんなある日、私は次女と同じ年長クラスのパパさんが運転する車とすれ違いました。運転席を見ると、どうやら彼が一人のよう…。

 私は車に全く興味がないので、対抗車線で知り合いとすれ違っても、普段は気がつきません。 
 しかしこのパパさんの車は、パッと目を惹くブルー系でナンバー4桁はキレイなゾロ目。疎い私でも「あ、○○くんのパパだ」と分かります。

 …で、その日のお迎えの時、私は何も考えずに「午前中、旦那さんと○○の近くですれ違ったよ」って言っちゃいました。

 ここまで書けば、流れは想像つきますよね(^_^;) そう…そのママさんに「はっ?」という顔をされてしまったんですよ。

 それは『あの時間、あの場所にウチの旦那がいるのはおかしい』という表情 ゚ ゚ ( Д  )

 (えっ?💦)

 私はパンドラの箱でも開けてしまったのでしょうか? 真実は現在も知らないままですが、この出来事を機に『(1人で行動している)旦那さん目撃情報』を伝えるのはやめておこう…と誓った私でした。

 う、うん…きっとあのパパさんは、ママには『仕事』って嘘ついて、実はサプライズで渡す奥さんへのプレゼント買いに行ってたんだよっ‼️💦

 …と、自分に言い聞かせかながら。

 み、み、…皆さまは私の屍を思い切り踏んで、よき育児ライフをお送り下さいませ(^_^;)