雑記、アーティストの幅
名古屋市と愛知県がアーティスト支援事業をするというニュース。名古屋の方は早く、900名のアーティストに対して映像作品の企画書を申請条件とし、10万円の支給をするというものだった。とっくに締め切られているけど、応募者殺到で1日で締め切られた。
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000128925.html
一方で愛知県は2年間特別枠を設けて、20代から40代の若手現代美術家に限定して、年間30名程度ずつコレクションとして購入し、美術館に収蔵する形で支援するという。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59829560R00C20A6CN8000/
名古屋の方はアーティストという広い定義なので、ネットで様子をうかがうと、ミュージシャン、俳優、イラストレーター、芸人、ジャグラー、ダンサーなど、あまりにも幅広い層からの応募が成されたもよう。
一方で愛知県の支援策は、昨年のトリエンナーレがあったためだろうが、現代美術に特化した支援策。
かたや一般公募で選定は民間企業、かたやプロの選定。
名古屋の方は見えない困っている人たちを助けるかもしれないけど短期的な支援、長い目で見れば地域文化にとって良い支援はプロの目で選ぶものかも。
しかし特定分野に限定したものは批難が多いだろう。まずは別のところへの支援を、というのが一般的な意見。それはそうだよね。
アーティストと言って、これだけの層の人が含まれるってこの言葉、改めてすごいと思ってしまった。部門分けして部門毎に支援すればいいのに。選定された割合でまた問題が起こりそうな気がする。
アーティスト、と名乗っても、何をしている人が全くわからないのが現実なのか。ちょっと冷静になりました。
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