のび太くんへ
こんにちは。
小説家として活動している藪田建治といいます。
何気なくドラえもんの映画を見ていた。
するとのび太のテストの点数が0点でした。
今までであれば劣等生というレッテルを貼っていました。
恐らく多くの人は同じ意見だと思います。
戦後からの社会で考えれば、学生の頃はテストの点数を高くしないといけない、偏差値を高くすことが絶対的価値観みたいに感じる。
その点を考えるとのび太は0点をガンガン取っている劣等生。
でも本当にのび太は劣等生なのか?
世間の見方であれば、確かに劣等生になってしまう。
でもそういう人から新たな可能性って生まれないでしょうか?
実際物語の始まりはのび太のちょっとした気付きや無垢な疑問からだったりする。それはもちろんのび太とドラえもんがメインキャラというのもありますが、現実社会でもそういう人から新たな商品やサービスが広がっていく。
なぜなら他にそういう人がいれな、その人の気持ちを理解出来るから。
これがエリートまっしぐらの人には理解できない。
こうやって可能性って誰にでもある。そんな風に感じます。
その人に合った生き方をすればそれで良い。
世間的な価値観や見方が全てじゃない。誰にでも可能性が広がる、だから1歩ずつ踏み出していく。