久し振りに『ミソシタ』の『ポエムコア』を聴いたら謎の感動を覚えた話。
(蛙・ω・)<なかなか人にはオススメ出来ないが、一部界隈では熱狂的な信心を集めるアーティストがいる。
ミソシタというアーティスト。
『ポエムコア』というジャンルのポエムにトラックを合わせた音楽形態。
正直、かなりマイナーというか、コアなジャンルのアーティスティックな作品と言える。
ポエムコアを真の意味で理解するのは困難なのでここでは掘り下げないが、私は一時期、このポエムコアを生み出すミソシタというアーティストにハマっていた。
❑バーチャルyoutuber ポエムコア『ミソシタ#9』ミッドナイト・ファイティングブリーフ
隠すところが一つもない、ある種の淫猥さを持つアーティストなので聴く人を選ぶ可能性は高いが、実はミソシタはメジャーデビューを果たしたVTuberでもある。
もっと言うと、世界で初めてメジャーデビューしたVTuberである。
現在数多く存在する人気VTuberやバーチャルライバーを差し置いて、ポニーキャニオンという大手レーベルと契約を結びデビューを果たした。
刺さる人の喉の奥に深々と突き刺さる中毒性の高い作品を幾つも発表している。
が、デビュー後の活躍は芳しくなかったようだ。
一時期、プラットフォームSHOWROOM(ショールーム)にてバーチャルライブを開催しては、深夜の真っ暗な私室で熱狂的に聴き入るファンを量産していたが(リアルでもライブを行っていた)、現在も飛ぶ鳥を落とす勢いのVTuber界隈の中でその名前は聞かなくなった。
私も、ミソシタのポエムコアを聴かなくなり、その後を知ることもなかったのだが、つい先程、Twitterにて(頑なにXとは呼ばない)その生存を確認し、ポエムコアが健在であることを確認したのだった。
https://twitter.com/Misositaworks/status/1695076925977559128?t=DfYVzkeg2HLGj9kiputzdQ&s=19
まさか、約40分もある即興ポエムコアを最後まで聴き、謎の感動を覚えることになろうとは思わなかった。
ミソシタは、ミソシタのまま、アンダーグラウンドにいた。
ミソシタは今も変わらず、個室ビデオの住人だったのだ。
決して、「このアーティストを聴いてくれ! きっとお前も気に入る!」とは言えない。
決して、「またミソシタの波は来るぜ。乗り遅れるなよ!」とは言えない。
だがしかし、ミソシタがポエムコアを創り続ける限り、ポエムコアは失くならないのだ。
ミソシタという存在こそがポエムコアそのものなのだ。
まさか、ミソシタを知った2018年、あの当時の衝撃を5年越しにまた味わうことになろうとは思ってもみなかった。
(蛙・ω・)<渋谷WWWで行われた時のライブグッズ(ライブT)今でも持ってるぜ。テンガとコラボしたバカでかいステッカーもな。
しつこく言うが、決して万人受けしない特殊なアーティストなので聴く人を選ぶが、刺さる人にはクソ刺さるので、アンダーグラウンドな音楽シーンに関心がある人は一度聴いてみるのも良いだろう。
(蛙・ω・)<虫圭の一番の推し曲は『ヘンリー・ダーガー』だ。
ヘンリー・ダーガーは実在した人物であり、2004年には映画にもなっているぞ。
❑バーチャルyoutuber ポエムコア『ミソシタ#14』ヘンリー・ダーガー
❑世界の奇書をゆっくり解説 第5回 「非現実の王国で」
❑【予告編】 非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎