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あの『復活』は、どうやらパロディだったのね
この2か月ほど新しい仕事の準備でバッタバタで。
人事から警告が入るくらい残業してたもんでプライベートもズタズタだったんですが、ようやく落ち着いて、のんびりできる時間も戻ってきました。
休日に出かける気力も戻って、週末に妻とカラオケへ行ったり。
ふとAmazonプライムに追加されていたのを思い出しちゃったりして。
3部作のほうは、ぜんぶ映画館で初日に観たんですけどね。
どうも続編は観る気にならないまま。
夢オチの勢いで前作を「どうでもいいもの」みたいに扱う安っぽさ。
なんだろう、これは。
悪くないんだけれど何か根本的に違うというか。
そういうムーブメントあったじゃないですか、みたいな?
バレットタイムをネタにしちゃうのも。
もうね、コンセプトが同人のそれ。
観たかったものを、いちばん見たくない論法で再現されたような。
べつにシナリオとしては成立しているし、そんなに悪くもないのにね。
良くも悪くも、あれこれ挟み込んだいる小ネタみたいなのが、どうでもいいくらい二流のパロディにしちゃってんの。
狙いだったんだろうと思うんだけど、じゃあ何で作った?
..カネか?
そんなふうにしか感じなかったかな。
映画館で観なくて、よかった。
たぶんAmazonプライムで、飲みながら観たくらいで丁度いい。
『マトリックス レザレクションズ』は、そんな映画でした。
ただ内容とは別に、この20年って時間については考えさせられましたね。
マトリックスの当時って、ものすごい映像だと思たんだよね。
でも、いまあんなの何でもなくて。
ニチアサの戦隊モノでも、バレットタイムなんて見慣れたもんで。
それが映像として驚かれた時代だったわけ。
トーキーで驚かれたみたいに、こんなことができるんだ! って。
いまや何でもない、ありふれた映像加工なのに。
映像技術で残る映画なんて、けっきょく何でもないんだと思いましたね。
そんなショックはあったかも。
好きな映画だと思っていただけに。
ぶっちゃけ『マトリックス レザレクションズ』って映画は、マトリックスを見限らせるための通過儀礼みたいなものだったのかもね。
せめてラナ・ウォシャウスキーが監督だったってのが救いかな。
2度は観ないね、きっと。
たぶんマトリックスの3部作も観ることはないかな。
良くも悪くもトドメだった。
それが『マトリックス レザレクションズ』って映画でした。