医者はピンキリという話
60歳を過ぎたら健康に気をつける事。この当たり前の言葉が身に染みた出来事がありました。自分は健康だからとどこか他人事のように思ってしまう。自分には関係ない。私もそうでした。これを自分のものとして捉える事が出来るキッカケになったのが妻の入院です。妻は小学生の頃は市の健康優良児として表彰された位丈夫な人です。それが5年位前から腰の痛みを感じ始め地元の整形外科に行ったところ腰椎滑り症と診断され、痛みを和らげる薬を5年間飲み続けていたのですが改善するどころかどんどん悪化して、杖をついてヨボヨボ歩く老人のような動きになってしまいました。そこですべり症手術の名医と評判のとある大学病院のとある先生に見てもらいました。先生は家内が診察室に入ってくるなり、その動作を見るなりすぐ「あっ、、、これは股関節だね。そんな薬を飲んでいても意味ないよ」と一発で痛みの原因を診断しました。痛みの原因は股関節だったのです。腰椎すべり症にもなっていたのですが痛みの根本的な原因ではありませんでした。妻は初診でかかった整形外科の誤診で意味のない薬を5年間飲み続けて状態をかえって悪化させていたのでした。このことから町医者のレベルは本当にピンからキリまで混在していて良いお医者さんを探すことは難しいと痛感しました。