演劇とカモミール #1
今の勤務校で働き始めてから毎年、
日本語演劇大会というものの指導教師をしている。
日本語演劇大会とは「全国生徒日本語演劇発表大会」のことで、
韓国の中高生が日本語で脚本を書き、日本語で演劇作品を作り、発表する大会である。
上の全国というのは「韓国国内」を指している。
だから、当然出場するのは、韓国人(韓国語母語話者)生徒である。
幸か不幸か、私は幼いの頃から演劇やコントが好きであった。
テレビ局員や放送作家になるのを夢見て、舞台作りに熱中したこともあった。
しかしこれまで、教師としての演劇指導経験はゼロである。
ましてや韓国人の生徒と授業以外で演劇作品を作るなんて。
これはそんな僕のこれまでの記録である。
続く。