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日・スウェーデン首脳会談「戦略的パートナーシップ」に格上げ

安倍政権ー菅政権ー岸田政権の流れのなかで、北欧諸国との関係性は深化している

日本-スウェーデン首脳会談において、「戦略的パートナーシップ」への格上げという報道がされたが、これはその流れの延長線上のことであり、決して石破総理の外交努力の賜物というわけではない。

安倍政権時代から種は蒔かれていたとはいえ、日本と北欧諸国の関係性がぐっと親密になったのは、ロシアのウクライナ侵攻以降だ。従って、岸田さんの外交実績としての側面が最も大きい。

スウェーデンはNATOに加盟するまでは中立の立場を貫いてきたし、中立を維持するための独自の軍事力も有している。

日本が西側諸国と親密にするのは当然であるとして、もともと中立であったスウェーデンのような中堅どころの強国と関係が深まるのは、日本の世界戦略を考えるうえでおおきな意味がある。

てか、スウェーデン首相、来日していたのか・・・扱いが小さい。でも、扱いが小さかろうと、地味に重要なニュースである。

そんな一方、岩屋外務大臣は日中関係の改善に前のめりのようであるが、アメリカのトランプ政権が対中強硬オールスターになりそうな流れのなかで、この動きはなかなか危なっかしい

「自由で開かれたインド太平洋」戦略の要諦を理解していない石破陣営の外交はかなりヤヴァい!

外交に限定すれば、まだ岸田政権の方がはるかにマシであったと思う今日この頃である。

日本と北欧諸国の関係性については、ずっと時系列で追っている。

(画像は写真ACから引用しています)

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