海自護衛艦の台湾海峡通過を岸田首相が指示!
首相退任が目前の岸田首相であるが、最後にとんでもない置き土産をしていった。
海上自衛隊護衛艦が台湾海峡を”初めて”通過することを指示したというのである。
外交・安全保障の岸田として、後年評価されるかもしれない
いまは水に落ちた犬を叩け!と言わんばかりにマスコミ・国民にフルボッコにされている岸田首相であるが、安部元首相でさえ踏み込めなかったことをいくつか成しえた首相として、後世に再評価される時期がくると思う。
海上自衛隊艦艇が、台湾海峡を初めて通過することを許可した、というのもその業績の一つに数えられるだろう。
他国に領海・領空侵犯されても「遺憾です」しか言えなかった日本。台湾海峡はれっきとした国際海峡だし、何の問題もないので、堂々とやればよい。ある意味では、その当たり前のことをようやくやったということである。
岸田氏は、内政・経済対策ではさっぱりであったが、外交・安全保障においては安部外交路線をしっかりと踏襲し、いくつもの見事な成果を残した。海外では、わりと評価されているようである。
この「台湾海峡通過」は、次の総理がだれになるかわからない時点で行われているが、誰になったとしても、「台湾海峡通過ハードル」を下げたという点で、やりやすくなったという側面もあるだろう。
増税路線であることをはばからず、安部時代のものをひっくり返したいと思っている石破氏になるくらいならば、岸田氏続投のほうがよほど国益に資したかも知れない・・・
今は岸田氏を叩いたほうが「いいね」されやすいのは百も承知のうえで、外交・安全保障政策に関しては、後年評価されるときが来るだろうということをここに指摘しておきたい。
(画像は写真ACから引用しています)