新幹線技術を供与してからというもの、中国にやられっぱなしの感がある日本の鉄道輸出であるが、カタールのワールドカップでも話題になったように、まずまず健闘しているところもあるようだ。
いくつかニュース記事をまとめておく。
バングラデシュ
ベトナム
タイ
南アフリカ
自由で開かれたインド太平洋戦略のパーツの一つ
鉄道技術を中心とした交通インフラの輸出は、「自由で開かれたインド太平洋戦略」の重要なパーツの一つである。
世界が青組(自由民主主義陣営)と赤組(権威独裁主義陣営)に分かれてしのぎを削りつつあるなか、「青」にも「赤」にも属していない東南アジア・中東、そしてアフリカなどは陣取り合戦の重要な拠点となっている(特にASEAN)。
このあたりの国は、反欧米感情も根強くあることもあり、日本が果たせる役割は大きい。
なお、高速鉄道では中国に出し抜かれたインドネシアだが、地下鉄ではどうにか食い込んでいる。
自由で開かれたインド太平洋戦略という観点からも、交通インフラ輸出は引き続き注目していきたい。
(画像は写真ACから引用しています)