石破政権にて、再び繰り返される「ジャパン・パッシング(日本無視)」の時代
さて、トランプ次期大統領との会談を希望した石破首相は、「就任前の公式な会談は行わない」という体(てい)で、トランプさんに断れれた。
しかしながら、その後トランプ大統領はカナダのトルドー首相とも会談し、今回はフランスのマクロン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領とも相次いで会談し、石破さんの面目まるつぶれの今日この頃。
ああ、なんとなく「ジャパン・パッシング(日本無視)」の時代に逆戻りだな~と、自虐的なノスタルジーに浸っている。
かつて、アメリカのオバマ大統領はじめて来日したとき(民主党政権時代)、会談後の記者会見で、日本の話はほとんどせず、中国の話ばっかりしていたことを、情けない思いで見ていた記憶がある。
当時、オバマ大統領は日本と中国の区別もついていなかったのかも知れない・・・ということはさすがにないだろうが、日本が取るに足りない存在であったことは間違いなかったのだろう。
台頭する中国、没落する日本、という構図の中で起きた「ジャパン・パッシング」の時代。
その流れを変えたのが、多くの人にはあまり認識されていないだろうが、安倍元首相であった。
「地球儀を俯瞰する外交」
「積極的平和主義」
再登板直後はこのように謳い、積極的な外交攻勢をかけていたことももはや遠い昔の話。
「世界の中心で花咲かせる国・日本」
をめざし、そして安倍氏はそれをほぼ実現させた。
安倍政権時代、世界が日本を無視することなどなかった。その流れは、岸田政権時代にまで受け継がれていた。
安倍ー菅ー岸田時代は功罪あれど、少なくとも外交面では日本の存在感が強かったということは、マスコミもフェアに報道するべきであろう。
石破政権における日本の存在感のなさは、まさに民主党政権以前に戻ってしまった感じだ。日本は世界に取り残され、世界は日本を無視して回り続ける。そんな時代が、しばらく続くのかも知れない。
トランプ2.0の時代に、安倍さんが不在であることが、どれほど日本の国益を害しているか、そのことに気づいている人がいまの日本にどれくらいいるだろう?
日本が世界に取り残されていく状況が悔しい・・・!そう思われる方は、ぜひいいねをよろしくお願いいたします。
(画像は写真ACから引用しています)