MRJ失敗後に三菱重工業(7011)の株価が急上昇している件:株式投資の難しさ
国産航空機MRJの開発失敗、H3ロケット初号機の失敗など、パッとしない三菱重工業が、ここへきて爆発的に株価を伸ばしている。
これはいったいどういうことなのだろうか?
これぞ人生万事塞翁が馬:MRJ関連で予想外の業績アップ!
国産航空機の夢を乗せて、国費も投入され、私も投資銘柄として夢を託していた三菱重工業であるが、国産航空機(MRJ)はテスト飛行はできたものの、米国での認証がいつまでたってもおりず、結局事業撤退の決断となったことはわりと記憶に新しい。
国産航空機(MRJ)のプロジェクトは失敗したのである。
次世代戦闘機の開発のため、チームの経験は引き継がれるということだけれど、次世代戦闘機で大きな利益が上がるとも思えない・・・
つまり、投資妙味のある銘柄としての、三菱重工はオワコン化したのである。かつて何度も三菱重工(7011)の株を買い、そのたびに涙してきた筆者としても(笑)、すっかり興味を失い監視銘柄から外していた・・・すると、ここにきての株式爆上げ・・・!
なんと・・・!MRJのために買収しまくっていた航空機下請けのメンテナンス事業が、航空需要の回復とともに業績好調というのだ!!
MRJという「本体」は死んだのに、「本体」を支えるための下請け事業が好業績をたたき出しまくっているというのは何とも・・・これぞ、人生万事塞翁が馬ではないだろうか?
やはり株式投資は難しい・・・けれども面白いと感じた最近のできごとであった。
(画像は写真ACから引用しています)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?