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柳井氏「日本人は滅びる」→前澤氏「滅びるわけないだろ」:後者にエールを送りたい!

 ことの発端は、ユニクロの柳井氏が「このままだと日本は滅びるので、移民を増やさなければならない」という主旨のインタビュー記事が掲載されたことである。

 私もこのインタビュー記事は目にしていたので、「いやいや、これこそ究極の『おまいう』だろ!」と釈然としない思いを抱えていたが、前澤氏が溜飲の下がる反論をしてくれていたので、ここにメモ書きしておきたい。

ユニクロ柳井氏「日本人は滅びる」

ファーストリテイリング財団 柳井正理事長
「日本の場合、残念ながらこの30年間成長していなくて、『日本一国主義でいいんだ』という、すごくそういう感覚があるんですけど、でも世界の中の日本にならないといけないので」 「日本は日本人だけでこれからやっていけないでしょう。少数の若い人で大多数の老人をどうやって面倒見るんですか」

──労働力不足というのは、国力の衰退にもつながっていきますよね

柳井理事長 「労働力だけじゃなしに知的能力も落ちていくんじゃないですか。というのが、単純労働者ばかり入れているでしょう。知的労働者をもっと入れて、知的労働の生産性を上げるための勉強を日本でも海外でも一緒にやらないと。中間管理職から上級管理職の人口の中の移民、あるいは何か研究開発する、そういう人をもっと増やさないといけないんじゃないかなと思いますけどね。そこが少ないのが一番問題だと思いますよ」

(中略)

片山記者 「日本って島国で、日本人だけで“阿吽の呼吸”みたいな感じでやってきたところがありますので、異なるものを受け入れるという素地が残念ながらちょっと低いですよね。ジェンダーギャップについても柳井さんは『日本人はギャップがあるということすら意識していないんじゃないか』というふうに指摘して、『多様性を認めないといけない』と何度も強調していました」

(中略)

柳井理事長 「少数精鋭で仕事するということを覚えないと日本人は滅びるんじゃないですか

──人口が減っているなかで

柳井理事長 「人口が減っているということもだし、今の労働生産性が、皆さん一生懸命やっているんだけど低いじゃないですか。労働生産性が高くなるようなことをやっていかないと、今からの日本はやっていけないんじゃないですかね。どんどん人口が減っていったら、公共サービスで受けられるもの、あるいは民間でサービスを受けられるものが受けられなくなる可能性がありますよね」

上記記事より引用

 一応、タイトルだけでミスリーディングするようなことはしたくないので、正確には「少数精鋭で仕事をするということを覚えないと日本人は滅びる」という発言であることを、ここに記載しておく。

 もちろん、一理はある発言であるが、中国に工場を作って大もうけし、日本の産業空洞化の最大の立役者といえる人がこのような発言をすると、どうしても「おまいう」と思ってしまう・・・

 では、この記事に対する前澤氏の反論を見ていこう。

前澤氏「滅びるわけない」


 前澤氏は26日に、この記事を引用し「『日本人は滅びる』とユニクロの柳井社長が言っています。移民を受け入れ、知的労働者を増やし、少数精鋭で働けとも言っています。みなさんはどう思いますか?」とユーザーらに呼びかけた。

続けて「僕はなんだか逆のように感じます。」と反論。

日本らしさ日本人らしさが今後の国力の鍵になる気がしていて、それを薄めてしまうような、グローバリズムに迎合して自らその渦に飲み込まれてしまうような考え方には違和感があります。薄めるのではなく、日本は日本人らしさを活かして連帯してもっともっと濃い国になっていくべきかと思いました。生意気言ってすみません。」と自身の考えを示した。

上記記事より引用

 はい、全くその通りだと思います!!

 外国人が憧れる日本の文化というのは、世界最古の国である日本の「濃さの結晶」でもある。グローバリズムに巻き込まれてそれを薄めていくということは、長期的に日本の良さを衰退させることになる、私もそう考える。

さらに27日には「滅びるわけないだろって」と怒りの顔文字を添えて投稿。

日本に今一番必要なものは自信だと思います。俺たちの国いいだろ?っていう自信。僕はめちゃくちゃいい国だと思うんですけどね。人も風土も文化も素晴らしいなと。ほんと大好き。」と思い入れたっぷりにコメントした。

 続けて「キングダム観てる人は分かると思うけど、士気とか自信で人の生産性って全然変わる。」と映画「キングダム」シリーズを引き合いに出した(キングダムそのものは中国の物語)。

移民で労働人口を増やそうとする前に、日本人の労働生産性の最大化を諦めたくない。日本人の底力はこんなもんじゃない。もっともっとやれるはず。政治にも経営にも信とか政みたいなリーダーシップが必要。俺もやる。」と日本への熱い思いをつづった。

上記記事より引用

「日本に一番必要なものは自信だと思います」
「日本人の底力はこんなもんじゃない。もっともっとやれるはず。リーダーシップが必要」

・・・素晴らしい見識だと思う。まさにその通り!

 私も過去のnote記事で、「日本では、現場の者は優秀だが、アホな上官がそれを台無しにしてきた、という歴史がある。日本に必要なのは、真に優れたリーダーである」という主旨の記載を何度か行ってきたが、全く同じベクトルの考え方で大いに感銘を受けた。

 この件で前澤氏が好きになってしまったと同時に、影響力などなにもない場末のnote記事であるが、エールとしてここに書きとどめておきたい!

 そう、日本に本当に必要なのは、外国人移民ではなく、優れたリーダーなのである!!

(画像は写真ACから引用しています)

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