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(医)筋膜リリース?fasciaリリース?

こんにちわ。皆様心も体も健やかお過ごしでしょうか。今日はペインクリニックとして専門的なところを。

よく整骨院やマッサージのお店の入り口の看板に「筋膜リリース」の文字をそこら中にみかけます。ほぼすべてのお店が掲げているのですでに差別化は図れてないのかとおもうのですが、書かないとしょうがないのでしょう。

マッサージやストレッチでは、徒手的にしてくれるおかげでセルフケアをはるかに超える効果が見込めることでしょう。

さて、筋膜は英語で「myfascia」といいますが、わがペインクリニック領域ではこの単語を使いません。

「fascia」・・・筋肉の膜だけでなく、全身の膜を意味するこの単語。そう、ペインクリニックではありとあらゆる膜の痛みに対応できる という意味になります。(もちろん、運動器の痛みなので筋肉回りがメインとなります。)

方法は、超音波の機械(いわゆるエコー) と 注射針(採血の針よりも2まわりぐらい細い) と 生理食塩水(いわゆる薬をほとんど使わない)

エビデンスとなる論文は私の生まれる前の40年前の発表もある歴史のあるものですが、全く日の目をみることがなかったという・・・

Frost FA, Jessen B, Siggaard-Andersen J. A control, double-blind comparison of mepivacaine injection versus saline injection for myofascial pain. Lancet 1980; 1: 499-500.

安心・安全の治療法であることは間違いないのですが ただ一つ問題があります。 それは・・・「ちゃんとした診察・診断ができること」! この一点を間違うと治るものも治りません。(これはすべてに言えることなんですが・・・)

手技的なものは今後有料noteなんかにあげていければいいですね。 今日も治療にいそしみます。

お大事に。


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