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(医)がん性疼痛じゃなくて、筋筋膜性疼痛かも
こんばんわ。火曜日はルーティンの日ではないのでひどく疲れます。皆様は心も体も健やかにお過ごしでしょうか?
さて、今日は先日ありました緩和医療学会から。今回は色々と合同集会になっておりまして「緩和・支持・心のケア合同学術大会」でした。しかもオンライン。
がん患者さんは、手術後に様々な点滴やドレーンが繋がっていたり、全身状態が悪化しており体動が少なくなります。当然ベッド上で臥床が増えるので背中が痛くなることが多いです。(Bodyw Mov Ther 2018; 22: 328-332、J Palliat Med 2017; 20: 1085-1090)
筋筋膜性疼痛(MPS)という概念は、骨格筋の過緊張や過進展の継続により引き起こされる筋原性の疼痛ということになります。
これを対象患者でSimmonsとRiversの評価で判断した結果、38.6%に所見があり、トリガーポイント注射でNRSが改善したというもの。
また、悪化因子としてPerformance status3/4が危険因子として抽出されましたとのこと。
論文にはまだなってない発表ということで、どこまでブラッシュアップされた発表になっていくかはわかりません。しかし、がん患者の痛みというのはがんの痛みばかりではなくどのように対応していくかも重要と思います。
お大事に。