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読書#1 Elon Musk 未来を創る男

⑴ Elon Musk とは

1971年 南アフリカ生まれ

連続起業家 (Zip2, X.com(Paypal), SpaceX, Tesla, SolarCity, The Boring Company)

⑵ 本書で印象的だったこと

著者曰く、マスクはなんとなくぎこちなく人見知りする性格に見えたそうだ。幼少期も、周囲になじめず虐められていた。億万長者になるような片鱗もなく、リーダーになるタイプでもなかった。

Zip2時代に初めて経営に携わった時、組織に力を発揮させることの難しさを知る。それまではリーダーを務めた経験は全く無かった。

X.com時代には社員のクーデターによって失脚。ブランディングとインフラ設計と不正対策で判断を誤ったとされる。

SpaceXに1億ドル、Teslaに7000万ドル、SolarCityに3000万ドルを出資し、超リスク志向のベンチャーキャピタルを1人で展開した。しかし、SpaceXもTeslaも経営に行き詰まり、2008年には資産のほとんどを失う。移動はプライベートジェットから格安航空会社に変え、社員の給与支払いのために裕福な友人から借金をする程に。

ジョブズが得意とした天性の消費者感覚と、ビルゲイツの自身の専門外で優秀な人材を引っ張ってくる才能の双方を持ち合わせているのがマスク。ハードとソフトの高度な融合が時代のトレンドであり、マスクの活動はその最先端にある。

ラリーペイジとは仲良し。ベゾスとは仲良くない。ベゾスに社員をヘッドハントされたらしい。

よく知らないことに対する人間の洞察力なんてたいしたことがない。イーロンがよく言うことだが、何事も原点に立ち返って取り組まなければならない。byラリーペイジ
我々は科学と経営の双方の知見を養う必要がある。もっと広く様々な分野の知識を持って考えられるようになれば、人とは違う発想ができるし、クレイジーなアイデアも浮かんでくる。byラリーペイジ

⑶ 感想

イーロンマスクの魅力を知った。お金や名誉ではなく、人類のために事業化が困難でハイリスクな宇宙産業・電気自動車に挑戦していく姿勢と視座に憧れを抱いた。既得権益・法律・政治も物ともしない。家族や友人はとても大切にするが、仕事となると人間性が欠落していると評されるほど冷酷で厳しいリーダーとなる。(中途半端なことを言うとすぐにクビにするらしい)彼のように仕事に対して大きな視座と熱量を持って取り組んでいきたいと感じた。

マーケティングや消費者心理についてより学びたいと思った。

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