ReadyShipに至る原体験その1: 自身のWeb受託開発の活動
ReadyShipで提供したい価値、世界。それは、私自身のWeb開発者 / デザイナーとしての活動を経て、「私が強く望んだこと」でした。
※ 我々がやっているコチラのサービスの話です!
受託開発・クライアントワークのステキさ。そしてその意義
受託開発・クライアントワークは、楽しい仕事です。
誠実に、建設的に取り組んでいけば、お客さんの実現したい未来を一緒になって考え、構築のお手伝いができる。ただプログラムを書く、画像を作る、とか、そういったことだけの世界ではないです。
学生の頃から、私はアルバイトとしてWebエンジニアの経験を積み、新卒入社のIBM時代には、法人営業として3年「BtoBの顧客視点での価値提案」を学びました。私はろくな成績をあげていませんが、本当に素晴らしいセンパイの背中を見せて、多くの学びをいただきました。
その経験を経て、フリーランスエンジニアになったためか、お客さんの声を聞いて一緒に企画するのと、純粋に作るのとが半々くらいの活動でした。
そこで、一緒になってモノを作って提供するにはこの上ない面白さがあるし、そのプロセス自体が好きだ、と思ったわけです。超面白くて、没頭しました。フリーランスだったからこそ、一般的なお客さん <=> 発注先の関係よりも、親近感をもって接してもらったからかもしれません。
私自身もなにか新しいチャレンジ = 自分の事業がしてみたい
フリーランスの動き方に慣れ、お客さんに支えられ、なんとか十分な売上もあげられていたときに (代わりに徹夜も多かったですが 😅 )、ひとつ思うところがありました。
受託開発は「自身のスキルと時間を使って、人の資産を構築する」仕事である。
私自身もなにか新しいチャレンジ = 自分の事業がしてみたい、と。
しかし、すぐに始められるわけではありません。すでに私は多くの案件で時間を埋めてしまっていました。新しいことをやるとしても、「片手間で」やらざるを得ません。挑戦しましたがなかなか難しく、思うように進んでゆきませんでした。
全ての受託事業をやめるわけにもいかず、悶々としているときに、ふと、「この願いは人類共通なんじゃないか?」と思ったわけです。「人類」は大げさですが、『全世界の制作・開発を仕事にする人に共通』なのでは、という。
この願いは人類共通
つまり「自社サービス/SaaSを作って展開していきたい」という発想が出てくる源の一つです。
自分たちのアイディア、自分たちのスキルを活かし、自分たちの努力で、自分たちの資産/価値を産み・育て・喜んでもらう。それを実現したい。という願いです。
しかし多くの場合、技術的に、その他集客・ブランディング含めた意味でも、0から生み出すのには相当の、適切で激しい努力が必要です。
そして、成功の影で、誰も知らないところで、無数の企画が消え去ってゆきます。その夢の屍の数は、もはや誰も知ることはできないでしょう。
うまいやり方はどこかにあるのかもしれません。ですが、少し想像してみただけでも、カンタンな道ではないことは明らかです。
ReadyShipのアイディアなら、多くの開発者/デザイナーさんが「自分だけの資産」を創っていく世界を生み出せる
そこで、です。
このReadyShipのアイディアなら、そのハードルを下げることができ、多くの開発者/デザイナーさんが「自分だけの資産」を創っていく世界を生み出せる、と考えたのです。つまり、
- ウェブサイトを構築するスキルを持った人であれば誰でも、
- そのウェブサイトをプロダクトとして (SaaS的に) 月額販売することができ、
- その収益が時間を産み、さらにそのプロダクトをより良くして顧客の喜びを最大化 => 良い評判を生み、
- さらに収益が大きくなり
- そしてまた新しいクリエイティブな、エキサイティングなProjectを立ち上げたり
- そういう自由が得られる環境になる
というサイクルを、ReadyShipによって、実現するということです。
で、そういう世界を、創る側の人達と一緒につくっていくのが、私として最もオモシロイ(つまり激アツ)なことだと確信を持ちました。
創る側の人がもっと儲かってほしい
創る側の人がもっと儲かってほしい。その上で、その創造性をMAX羽ばたかせて自由に創造してほしい、と個人的に強く思っています。これは、私が営業が得意なエンジニアであり、フリーランスのエンジニア/デザイナーさん達へ発注していた経験から来ています。
皆さん、真面目でステキで、ピュアな人たちです。もちろん私も、ピュアな男ですが、適正で厳正な見積交渉をできるくらいのダークさは持ち併せています。
象徴的なエピソードがあって。お手伝いして欲しいフリーランスの方に(下請けの)お見積を依頼したら、想定していた金額の半額くらいで出てきた事があります。「安すぎます!これくらいにしましょう…」と調整をお願いしていました。で、そういうのは割と茶飯事でした。
そのようなエンジニアさんに限って、爆裂なクオリティとスピードで開発したりします。ときには感動的なレベルで。ソースコードを見て、その人の気持ちが感じられ、ウルッと来るという、至極の経験。
きっと、作ることや技術そのものに対するハートがあるからできることだと思います。俺はこういう人たちと一緒に仕事し続けたいな、と。こういう方々が儲かって、活き活きできるのがやりたい、と思うようになりました。
原体験その1 外伝 – 自己と事業が1つに統合してしまっている感
外伝的エピソードを。
真剣になって真剣なお客さんを支援したときに、なんだかそのお客さんが羨ましくなったことがあったんですね。超真剣なお客さんだったからこそ。そのお客さん(Cさん) は、なんというか抽象的な言い方ですが、「絶対に成し遂げたい使命的なもの」を自然体としてやり続けている感じなんですね。
その人の存在意義がすなわちその事業になっている感じです。自己と事業が1つに統合してしまっている感といいますか。
で、自分で事業をやる醍醐味とは、こういうことなのかぁ、、と。そのCさんの背中を見せていただいて、こうならないといかん、と。そういう経験もあり、いろんなことを考え始めたというところがあります。
フリーランスだったので社長さんと会う機会も多く、ステキな方がたくさんいらっしゃいますが、なかでも本当にCさんの神々しさはすごかったというのが印象に残っています。
原体験その2, その3:
長くなったのでまた後日。
まとめると
もうちょっと構造化・一般化して書くと、下記のような感じです。
認識1:『丹精込めて、魂込めて作ったものが、顧客に納品した時点で自分の手を離れてしまう』
⇛ そのため、「ライスワーク」が多く発生、クリエイターの時間の大半がそこに割かれている
⇔ 「もっと本当はXXXなものを作りたい」という意欲・創造性との対立
=> Solution1: 収益構造を(Subscription型へ)変革する
認識2: 『自身のワークを資産化しづらい』
⇛ 継続的な資産化(収益を生み続ける作品)が難しい
=> Solution2: Workを資産化可能な仕組みを提供する
あとがき
今ReadyShipの活動に足りないものとして、やっぱりココの「原体験」「理念」「ビジョン(実現したい世界)」とかを明確に発信できていないんですよね。
なので、やってやるよ!というだけなんですね。
私の光と闇の全てをないまぜにしたものをなんとか昇華して、世界中にぶちまけやるよ、という。
以上、今日のエッセイはココまで。まだ肩に力が入りすぎてますね。