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全て道はローマへ通ず

↓前回はフィレンツェでメディチ家の凄さを体感したお話↓


2/5 (10日目)

 起床し、ホステルの朝食を食べた。決して豪華とは言えないがいただいたけるものはいただくスタンスで。8時くらいにサンタマリア大聖堂へ。窓口で昨日のメールを見せると購入できてないと言われた。たぶんパスワードでもたついていたせいだと思う。昨日買っておけばよかったと思いつつも他に行くことにした。仕方ないといえばそこまでだが、昨日の自分を恨んだ。ただ、調べてみると有名美術館にまだ行ってないことが判明した。昨日は休みだったらしく、今日は開いているとのこと。まずはアカデミア美術館に行った。少し並んで入った。ここは学生料金があったのでそれを購入し、手荷物検査を受けて中へ入ろうとしたらクロークに荷物を預けろと言われた。仕方ないので戻って預けたが、チケットはすでにスキャンしていたのでどうやって説明したらいいか不安だった。いろいろ考えながら並んでいたら私の直前で検札の人が席を外した。待っていたらチケットも見ずに、入っていいよと言われた。紛れもなくここは噂通りのイタリアだった。この美術館の目玉は「ダビデ像」だ。

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 進んでいくとでかでかと展示してあった。こんなに大きいのかと思いながら写真を撮った。この美術館はダビデ像以外にも彫刻が訳の分からないくらい展示されていた。もちろん絵画もあり、このころになるとどの時代のものかが何となくわかるようになってきた。その後、ウィフィツ美術館へ。10時ごろで混み始めていたが、とりあえず列に並んだ。待ち時間は地獄だった。暇の極み。途中で何度も諦めようと思った。1時間半ほどで入館した。すでに待ち時間で疲れていて、芸術鑑賞のテンションではなかったが。    ここの目玉は「ヴィーナス誕生」「プリマヴェーラ」である。ここも展示品が多くあったが、そんなテンションではないのでそそくさと有名作品に向かった。

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 見た感想としてはこんなもんか。ここで美術には一切興味がないということを改めて認識した。というか、フィレンツェはルネサンス期のものしかない。故に同じようなものばかりで飽きた。価値のあるものであることは十分理解しているが、それに慣れてきていた。美人は3日で飽きると聞いたことがあるがこのことだろうか。さっさとホステルに戻ってチェックアウトした。最後にレセプションの人が「いってきます!!」とあいさつしてくれた。私は「ありがとう」と返したが今思えば全く会話が成立してない。レセプションの人は「いってらっしゃい」が正解で、「いってきます」を言わなければいけないのは私である。それにもかかわらず私は謎の「ありがとう」。今思うと不思議な会話だった。まあそんな細かいことはお互い気に留めていない。

フィレンツェの駅でローマまでの指定席券を購入し、電車に乗った。いよいよ永遠の都・ローマ。

【ローマはイタリアの首都。もはや説明不要だろう。全ての道はローマに通ずという言葉が存在するほどである。】

テルミニ駅に到着。ここにもジプシーはいなかった。駅をでるとすごく汚い。ホームレスがすごい数いた。彼らの横を通ってホテルに向かった。ローマは見どころが多すぎるので時間のない私は早朝から活動することを余儀なくされると予想していた。ホステルだと同室の人に迷惑がかかると思ったのでここはホテルを予約した。とりあえずGoogleマップに従っていくが入り口がわからない。いろいろ見ると3階にレセプションがあるらしいのでエレベーターに乗った。しかし、このエレベーターが古い。映画で見るやつ。(みたことがないかもしれない)操作に戸惑いながら3階に着いた。エレベーターを利用するだけでも一苦労。チェックインして観光へ向かった。ローマパスを購入してコロッセオに行くことにしたが営業時間の情報が錯綜していた。17時だったり16時半だったり、季節で変わるようだが今日が何時までなのかはわからなかった。入れると信じて地下鉄に向かった。すでに16時25分。ワンチャンに賭けたが地下鉄が来たのが28分。それでも諦めない。なぜならここは「イタリア」だからだ。結局35分に到着。入り口に着いたのは38分だったが近くに行くと入り口は閉まっていた。さすがに8分はイタリアでもだめらしい。仕方ないので外観だけ写真を撮り、明日の営業時間を直接聞いてからテルミニ駅に戻った。駅の地下のスーパーで夕飯を購入し部屋に帰った。このスーパーでお土産を兼ねてエコバックを購入した。海外ではエコバックは基本である。ビニール袋なんてものは存在しない。適当に夕食を買ってホテルへ戻った。




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