見出し画像

治療家のマーケティング

治療家の経営における問題はいくつかある。

①技術と知識が増えると患者のLTVが下がり儲からない
②対面で施術している時しか収益がない

主にこの2点が大きな問題です。

LTVを増やすためには患者を治さないか、メンテナンスと称して、無理やり回数券を買わせて通わせることが大半のやり方です。
これに物販が加わります。

治療院業界のLTVは、他の業界に比べると低いものです。

上記のようなやり方は無理があるので、どうしても新規集客に頼るしかない。
そしてたくさんの集客をしても、1人の治療家が1日に診ることのできる患者数は限られているので、治療家を集めなければならない。
そうなると治療家の質は下がる。

だがLTVを上げるためには、治してしまうといけないので、治療家の技術レベルは正直言ってどうでも良い。

多店舗展開している治療院の内部を見るとそれがよく分かる。

正直にいうと、ろくな治療家はいない。
まったくと言っていいほど向上心のない集団が、多店舗展開している治療院の実態だ。

金儲けのためのシステムが重視され、治療家個人の治療における技術や知識は求められない。
必要とされるのは、回数券を売るまたはモノを売るセールストークである。

一人治療院が多店舗展開している治療院のように、新規集客に頼るとキャッシュアウトしてたちまち潰れてしまう。

新規集客にはお金がいるからだ。

一人治療院にそこまでの体力はない。

多店舗展開出身の開業者が、すぐに潰れてしまうのは、そこを理解していない治療家が多いからだ。

治療家の本懐である「治す」という部分が欠落しているため、患者のニーズに応えられないばかりか、金儲けを匂わせるセールストークを駆使して、いつまでも治らないのに通わせられたり、モノを売りつけられるため、患者はイヤになる。

一人治療院の先生が、LTVを伸ばすために必要なことは、「痛みを取る」だけを見ていてはいけない。

再発予防のためのリハビリ、その患者さんの日常生活上必要な動作や運動が可能となる機能訓練までを考慮しなければならない。

自分たちが設けるというところを視点にするのではなく、患者の利益を視点にしなければならない。
患者のQOLを上げるために、患者が人生をポジティブに生きれるよう痛みに関わるのではなく、人生に関わるというポリシーがなければならない。

②の対面で施術している時しか収益がないという問題に関しては、後日…


いいなと思ったら応援しよう!