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捻挫して犬のように倒れてました


距骨骨軟骨損傷の画像

年末に老眼鏡をかけたまま玄関を出て、門扉の所で、内反捻挫をしてしまい、そのままもんどりうって転倒し、気がつけば青い空が見えていました。
Healer.Ken.Wです。

そうです。ゴロンとひっくり返り、マンションの中庭で大の字になっていました。

あまりの痛さに、その後は犬のようにしばらく倒れていました。

30年ほど前に前距腓靭帯の断裂をしてからというもの、足首が緩くてちょっとしたことで捻挫をするのです。
それでも最近は長いこと捻挫はしてなかったんですけどねぇ…

めっちゃ痛かったです。

翌日も足首の内側が痛くて、歩くのにも少し不便を感じていました。

理学療法士になりたての頃、内反捻挫で足首の外側が痛いというのは理解できましたが、臨床現場では内側が痛いという方が一定数おられ、それが私にはさっぱり理解できなかったのです。

内反捻挫で足首の内側が痛むケースは案外あります。
1つの原因としては後脛骨筋が、捻挫した瞬間は縮んでいる状態です。そこから次の瞬間一気に伸長されたことによるカウンターストレインがあります。

もう一つはもっと深刻で、距骨骨軟骨損傷があります。
距骨と脛骨が衝突することで、距骨上面内側の軟骨損傷が起こります。
これには以下のステージがあります。

ステージ ①骨の軟化
ステージ②軟骨の亀裂
ステージ③軟骨の分離
ステージ④軟骨の遊離

ステージ②を超えると手術適応となります。
手術となれば、歩行は手術後3週間で可能ですが、日常生活復帰に約3ヵ月、スポーツ復帰に約4ヵ月を要することになります。

内反捻挫で足首の痛みが長く続くケースでは、距骨骨軟骨損傷を見逃してはいけません。
放置すると距骨の軟骨は血流が悪く壊死を起こすことがあります。

知識不足、判断力不足の整体院や接骨院のせいで、適切な治療のチャンスを逃すことのないように気をつけなければいけません。

私の場合はカウンターストレインの施術を自分で行い、翌日にはつまり転倒から2日後には良くなりました。

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